Natural History of Life II
Numbering Code | U-LAS14 20002 LJ68 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Mainly 1st & 2nd year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Thu.1 |
Instructor name | KATO MAKOTO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 地球の生命の多様性とその歴史を俯瞰したのち、生物進化の遺伝学的背景、生物の形態や行動の適応的意義、種分化の機構について紹介する。深海、砂漠、嫌気圏などさまざまな極限環境への適応、社会性の起源、性比の調節、配偶行動の進化、種分化の機構、島における適応放散など、ダーウィンを驚愕させたさまざまな現象を、新しい視点でとらえることによって、進化学の入門としたい。 | ||
Course Goals | 生物の形態や行動がなぜそのようであるのか(いかに進化したのか)、また生物の種とはどのようなまとまりであり、種の多様性はどのように形成されたのか(いかに種分化したのか)、といった疑問に進化学的に答えられるようになる。 | ||
Schedule and Contents |
以下のような課題について、1課題あたり1~2週の授業を行う予定である。 1 生命の多様性とその歴史 2 動物の系統と進化 3 植物の系統と進化 4 菌類の系統と進化 5 進化の遺伝的背景 6 自然淘汰と性淘汰 7 行動の進化・社会性の進化 8 種分化と適応 9 共生と共進化 10 生物多様性の保護にむけて |
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Evaluation Methods and Policy | 定期試験時の論述試験と、レポート等の平常点によって評価する。コロナ禍の状況によっては試験を行わず、平常点のみの評価になる可能性がある。 | ||
Course Requirements | 高校での生物の履修経験は必要ありません。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 予習・復習は特に必要ないが、折に触れて海や山へ出かけ、自然への関心を持ち続けることを推奨したい。通常の授業とは別に、野外での植物・きのこ採集会を行う。このフィールドの経験を通して、生物の多様性や自然の摂理、生物の進化などについての理解を深めてほしい。 | ||
References, etc. |
進化生物学, D. J. フツイマ, (蒼樹書房) 生命の多様性, E. O. ウィルソン, (岩波書店) 保全生態学入門, 鷲谷いづみ・矢原徹一, (文一総合出版) |