Family and Law

Numbering Code U-LAS06 20005 LJ41 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Wed.3
Instructor name KIMURA ATSUKO (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course  この授業の目的は、家族という身近な存在を通じて、家族に関する法制度や法規定の基礎的な事柄を学ぶとともに、家族のあり方や家族に対する考え方を考察することにある。
 とくに、近年では、家族の多様化(離婚や再婚の増加、同性カップルのニーズ、生殖補助医療技術の進展)や高齢化などの社会の大きな変化に伴い、家族法にかかわる新たな問題が生じている。こうした現代的課題を積極的に取り上げ、家族に関する法制度・法政策についての知見を獲得し、検討するための素材を提供する。
 授業では、主として、民法の第4編「親族」・第5編「相続」が定める家族法に関する諸制度・諸規定について解説する。このほか、戸籍制度や社会保障制度等など関連法規・関連する諸制度についても、適宜取り上げる。
 
Course Goals ・家族法(親族法・相続法)の基礎知識及び考え方を理解する。
・家族法と財産法を対比し、共通点・相違点を把握するとともに、民法の全体像や意義を検討する。
・社会における家族のあり方やその変容について考察する。
Schedule and Contents 家族法(親族法および相続法)に関する下記項目について、諸制度・諸規定の内容や裁判例の解説を行うとともに、検討素材として具体的事例や現代的問題を紹介する。なお、以下のスケジュールは予定であり、授業の進行状況に応じて変更の可能性がある。

1    序論(民法のなかの家族法)、婚姻1(成立)
2    婚姻2(成立の続き)
3    婚姻3(効果)
4    離婚(離婚の要件と効果)
5    婚姻外カップルの諸問題(婚約、事実婚カップル、同性カップル等)
6    親子1(実親子関係)
7    親子2(養親子関係)
8    親子3(親権・未成年後見)
9    扶養・成年後見制度の概要
10   相続制度の概観
11   相続の効果、相続人、相続分
12   遺産分割
13   遺言
14   遺留分
 ≪期末試験≫
15   フィードバック
Evaluation Methods and Policy 定期試験による。

【評価基準】*平成26年度以前のカリキュラムの適用学生
  到達目標について以下の評価基準に基づき評価する。
   80~100点:目標を十分に達成しており、優れている。
   70~ 79点:目標について標準的な達成度を示している。
   60~ 69点:目標につき最低限の水準を満たすにとどまる。
    0~ 59点:目標について最低限の水準を満たしておらず、さらに学習が必要である。

【評価基準】*平成27年度以降のカリキュラムの適用学生
  到達目標について以下の評価基準に基づき評価する。
   96~100点:目標を十分に達成しており、とくに優れている。
   85~ 95点:目標を十分に達成しており、優れている。
   75~ 84点:目標について良好な達成度を示している。
   65~ 74点:目標について標準的な達成度を示している。
   60~ 64点:目標につき最低限の水準を満たすにとどまる。
    0~ 59点:目標について最低限の水準を満たしておらず、さらに学習が必要である。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業で扱う法律の条文は予習・復習時に必ず自分で確認すること。
Textbooks Textbooks/References 授業で使用するレジュメは、KULASISに掲載する。各自プリントアウトする等して、持参すること。
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