Behavioral Pathology II
Numbering Code | U-LAS04 10008 LJ46 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | All students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Fri.5 | |
Instructor name |
TAKEMOTO KAZUMI (Part-time Lecturer) SUWA TAROU (Kyoto University Hospital Assistant Professor) SATOU YASUKO (Part-time Lecturer) SUGITA NAOKO (Graduate School of Medicine Assistant Professor) MATSUMOTO TAKUYA (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) Satoko Murata (Part-time Lecturer) Ayumi Fujii (Part-time Lecturer) furihata ryuji (Agency for Health, Safety and Environment Associate Professor) KOUZUKI HARUKA (Kyoto University Hospital Program-Specific Assistant Professor, University Hospital) |
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Outline and Purpose of the Course | 精神の病理は、しばしば対人的・社会的な行動の病理として現れる。社会は、精神の病理を自らの内に統合するための共生の論理を見出すことを迫られる。そのためには、まず精神の病理の実際を知ることが大切である。代表的な精神障害について、その概略・治療法・支援に関する科学的な知識を得るとともに、我々の社会生活や家族生活を見直して、精神の病理と社会の接点を探り、障害者の社会復帰を巡る諸問題にも考察を広げる。 | |||
Course Goals | 代表的な精神障害についての概略・治療法・支援に関する科学的な知識を理解するとともに、社会復帰にむけての社会の態勢づくりがなぜ必須であるかを理解すること。 | |||
Schedule and Contents |
精神医療の辿ってきた歴史を概観した上で、個々の代表的な精神障害の成因、症状、診断法、治療法、経過、支援について概説する。特に、精神障害に対して、仕事、創造行為、心的外傷などの重要なライフ・イベントが、どのような影響を及ぼしているかを考える。そして、様々な病気や障害を持つ人々が、各々のライフサイクルの中で身体的・精神的能力や社会適応力を高めるために、心を病む人と社会とがどのように相互に関与してゆけるかを、社会復帰の問題を視野に入れながら論ずる。精神医学で扱われる様々な病気について解説したあと、病とその環境の相互作用について講述する。 佐藤泰子 :精神医療の歴史、精神障害者の福祉 杉田尚子 :気分障害の概略と支援 降籏隆二 :神経症・心身症・人格障害の概略と支援 諏訪太朗 :統合失調症の概略と支援 武本一美 :精神病理学総論およびその他の精神障害の概略と支援 藤井あゆみ:うつ病の精神分析理解と芸術 村田智子 :精神障害と表現・芸術療法 上田遥 :発達障害の概略と支援 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。 オンラインで実施する場合は、履修学生による課題提出と教員による応答を中心に、テキストや動画などを用いたオンデマンド形式で双方向的に行う予定である(一部、リアルタイム配信を用いる場合もある)。 *コーディネーター:松本卓也 |
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Evaluation Methods and Policy |
対面授業の場合は、期末試験(100%)による。 オンライン授業の場合は、毎週の課題提出(100%)による。 ただし、登録人数や授業形態等に応じて、成績評価の方法を変更することがある。講義時間中ならびに掲示による通知に注意してください。 |
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Course Requirements | 前期の「行動病理学Ⅰ」から継続して受講することを推奨する。心の病と人間社会との中間を成す領域について、全体的な展望を得るためである。ただし後期の当科目のみを履修することも可。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) |
予習と復習のために指定されたテキストを期間中に読書し、また、復習として自筆ノートを振り返っておくこと。 なお、授業外学修には、いわゆる「予習・復習」だけでなく、授業のなかで学んだことを各自の自習や日常や課外活動のなかで応用・実践し、生きた知識にすることも含まれる。 |
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Textbooks | Textbooks/References | メンタルヘルス時代の精神医学:こころの病いの理解と支援, 松本卓也、野間俊一(編), (ミネルヴァ書房, 2020) | ||
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: A course with practical content delivered by instructors with practical work experience Details of Instructors’ Practical Work Experience: 精神科医師・公認心理師としての様々な領域での臨床実務経験 Details of Practical Classes Delivered: 精神科医師・公認心理師としての様々な領域での臨床実務経験にもとづいて、精神医学と精神医療および社会福祉に関する知識を教授する。 |