Public Policy I

Numbering Code U-LAS06 20018 LJ42 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Fri.3
Instructor name SANO WATARU (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 一般に、公共政策の良し悪しを判断しようとすれば、なんらかの価値判断をおこなわざるをえない。そもそも、公共政策によって対応する必要がある社会問題とは何か、という問いに答える際にも、価値判断は不可避である。では、こうした公共政策に関わる価値判断をおこなうための基準はどのようなものだろうか。本講義では、こうした公共政策に関わる価値や規範について紹介するとともに、実際の政策の策定にそれらをどのように活用すればよいかについて考究する。
Course Goals 公共政策の良し悪しを判断する価値基準としてどのようなものがありうるかを知るとともに、実際の社会問題に対してどのような解決策がありうるかを価値や規範の観点から論じられるようになること。
Schedule and Contents 以下の課題について、1課題あたり1~2週の授業をする予定である。
 1.公共政策の公共性
 2.公共の利益(功利主義)
 3.公共の利益(パレート基準)
 4.公共の利益(費用便益分析)
 5.公共の利益(経済成長)
 6.公共の利益(幸福)
 7.公共の利益(共通の利益、ケイパビリティ)
 8.自由(リバタリアニズム)
 9.公平・平等(リベラリズム)
10.卓越主義
11.非理想理論
12.実証研究の意義
13.合意形成
14.まとめ
15.フィードバック
Evaluation Methods and Policy 平常点(コメントシート提出)50%、期末レポート50%
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業後に、自分なりにノートをまとめなおすとともに、わからないことなどがあれば、積極的に教員に質問すること。
References, etc. 公共政策規範, 佐野亘, (ミネルヴァ書房)
政策と規範, 大澤津・佐野亘・松元雅和, (ミネルヴァ書房)
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