ILAS Seminar :Cultural Anthropological Research

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name KAZAMA KAZUHIRO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
KAJIMARU GAKU (Graduate School of Human and Environmental Studies Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course フィールドワークは、文化人類学における必須の資料収集方法である。本演習は、文化人類学のフィールドワーク法を体得する準備段階に位置づけられる。そのため、段階を踏んで、初歩的なフィールドワークの経験を積むことが、本演習の概要である。まず、準備作業としての事前情報収集、人類学的な主題設定と計画立案を行う。つぎに、教員が受講生を引率して、実際に調査地(2022年度は、敦賀市近辺)に泊り込みで出かけ(6月25日(土)~6月26日(日)もしくは6月18日(土)~19日(日)の予定。詳細は受講生との相談により決定する)、一次資料を集める。さらに、収集資料をまとめて考察し、口頭発表する。
ただし、コロナ禍の状況によっては、フィールドワークを中止することもある。
Course Goals 本演習の目標は、下記の手順により、フィールドワークの基本的な技法を体得することにある。
1)文献等を事前に収集して準備作業を行い、実践的な調査計画を立てる。
2)実地調査地に行き、調査計画に基づいて聞き取りや参与観察を行う。
3)収集資料をまとめて分析し、テーマに基づいて考察する。
単なる情報収集に終わることなく、人類学的に考察を行うことが重要である。
Schedule and Contents 授業回数は、総括を含め全15回とする。
1)日本語で書かれたフィールドワークの方法論や民族誌を輪読し、担当者が発表する。発表内容について討論する。
2)受講生自らが関心をもつ個別の対象について、調査地に関わる文献等を渉猟して、基本情報を収集する。(資料収集においては、授業時間外の自習を含む。)
3)個別対象から抽出した人類学的なテーマについて、文献を読む。学生自らの問題関心を人類学の既存研究と結びつける。
4)予備調査計画を立てて口頭発表し、全員で討論する。
5)調査地に赴いて調査を行い(1泊2日)、現地で収集資料をまとめる。
6)調査資料を整理したうえで考察し、口頭発表する。
7)総括
ただし、コロナ禍の状況によっては、5)6)は行わない可能性がある。
Evaluation Methods and Policy  授業における積極性、情報をまとめたプレゼンテーション、議論、発表レジュメの充実度をもとに評価する。詳細は授業中に説明する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review)  フィールドワークに関わる文献に目を通す。また、授業の性格上、自分の関心テーマに関して、積極的に文献研究や情報収集を行う。
References, etc. 参考資料となる市町村史が図書館に入っているので、活用すること。
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