Topics in Regional Geography III(Asia and Africa)

Numbering Code U-LAS05 20019 LJ23 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Fri.2
Instructor name KOJIMA YASUO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course テーマ:中国の「統一性の中の多様性」を考える。
私たち日本に暮らす者にとって、中国について語ることは、それほど難しいことではない。しかし、中国のもつ多様性はそうした中国イメージを容易に解体してしまう。この授業は、地域地理学の視角から中国を考えることを通して、地域地理学的な方法に関する理解を深め、あわせて確かな中国像の形成をめざす。
Course Goals 地域地理学の方法を具体的に修得する。
中国についての深い理解を形成する。
Schedule and Contents 以下のような課題について、各回1課題の授業をする予定である。授業回数は15回、最終回はフィードバック。

 (1)統一性の中の多様性: 中国イメージとは?
 (2)人口: 中国人口の「統一性の中の多様性」
 (3)地形と気候: 多様性を簡潔に理解するための地域区分
 (4)米と小麦: 農業の地域的多様性とは?
 (5)食文化: どのような地域的な特徴があるか?
 (6)都市: 都市の多様性を把握する3つの方法
 (7)工業: 形成過程から考える多様性
 (8)資源:「南水北調」をめぐって
 (9)環境問題: 共感的に理解する中国の環境
(10)日中戦争: 戦争の記憶について考える
(11)地域格差: 多様性が格差に変わるのは?
(12)労働移動: 「農民工」が示す中国とは?
(13)多民族国家: 中国における民族と国家の関係
(14)華僑・華人: 4500万人がつくるネットワーク
Evaluation Methods and Policy 主に期末試験による(8割)が、授業への参加度を加味する(2割)。
授業への参加度は、課題レポートの提出によって測る。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業ごとに提示される課題レポートに取り組むことで、授業内容の理解を深め、さらに自らの興味関心に応じて発展させることが可能となる。なお課題レポートは3回の提出を標準とする。
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