Reading in the Document of Japanese Philology I
Numbering Code | U-LAS02 20011 LJ36 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 | |
Instructor name | SANO HIROSHI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 古代日本語の表記史について概説する。とくに仮名の成立について、万葉仮名から平仮名、片仮名の形成といった仮名発達史についての問題を取り上げて解説をする。 | |||
Course Goals | 日本語表記史に関する基礎的な用語や問題点について、関連事項や関連作品とともに説明できること。 | |||
Schedule and Contents |
1 日本語史の中の表記史の位置付けについて(導入:1回) 2 平仮名の成立以前(2回) 3 文字環境としての漢字文献(2回) 4 「訓字」とは何か(2回) 5 倭文体と変体漢文表記体の関係について(2回) 6 漢文体と駢儷文表記体の関係について(2回) 7 平仮名の成立(字体としての楷書と草書)(2回) 8 まとめ 9 フィードバック フィードバックを含め全15回の講義を予定している。2回とあるのは前半と後半という区分であって、主として前半は当該項目の先行研究を、後半はその問題点と解決方法についての解説になる。使用テクスト上での区分としては、第一部から第二部111頁までを予定している。14回目にレポート試験を課す。レポートの課題は10回目には通知する。 |
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Evaluation Methods and Policy | 基礎的な事項の確認試験を行う(60%)。時折、講義中に小テストを行うほか、授業への積極的な参加度(40%)を総合的に加味して評価する。 | |||
Course Requirements | 日本語史についての基礎知識が必要になるので、言学Ⅰ、Ⅱを受講していることが望ましい。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | プリントを配布するので、その資料を参考文献とともに熟読しておくことを希望します。参考文献は自ら図書館等で参照してください。別途理解度を知るために小テストを行うことがありますが、事前に調査考察の課題を示しますので、準備を御願いします。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 万葉仮名から平仮名へ, 内田賢徳・乾善彦, (三省堂), ISBN:978-4-385-36167-3 |