Theory of Modern Arts B

Numbering Code U-LAS02 20006 LJ35 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Wed.1
Instructor name Sayoko UEDA (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course テーマ:近代日本画史 東京・京都を中心に
 明治期から昭和期の日本画の流れを、東京と京都の動きを比較しつつ概観する。当時の社会背景と制作状況にも目を向け、日本画の近代化のプロセスをその表現の特徴とともに理解することを目的とする。授業内では、写真資料、映像資料などを活用しながら、できるだけ多くの作品を紹介したい。
Course Goals 近代日本画の代表的作例について、時代ごとにわけて詳細に分析することによって、その表現の特徴などを理解し、作品の歴史的意義を考察する。そうすることにより、段階的に日本画の近代化の過程について学ぶ。
Schedule and Contents 1 ガイダンス
2 幕末・明治初期(東京) 菊池容斎、渡辺省亭、フェノロサなど
3 幕末・明治初期(京都) 如雲社と京都府画学校の設立
4 明治前・中期(東京) 岡倉天心と日本美術院の創立
5 明治前・中期(京都) 竹内栖鳳、山元春挙の台頭
6 明治後期から大正期(東京) 文展で活躍した画家を中心に
7 明治後期から大正期(京都) 文展で活躍した画家を中心に
8 大正期(東京) 院展で活躍した画家を中心に
9 大正期(京都) 国展で活躍した画家を中心に
10 昭和初期(東京) ローマ日本美術展など
11 昭和初期(京都) 帝展で活躍した画家など
12 戦争の時代とその後(東京) 戦争画、日本画滅亡論など
13 戦争の時代とその後(京都) 小早川秋聲、戦後の動きなど
14 まとめ
15 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 期末レポートの成績(70%) 平常点評価(30%)
*平常点評価には、授業への参加状況、授業内での発言などを含む。
*期末レポートは授業に沿った内容で論点を明確にしており、自らの考察を展開しているものについて、高い点を与える。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 美術館・博物館や神社仏閣などに積極的に足を運び、各自で美術作品を見学すること。
References, etc. 近代京都日本画史, 植田彩芳子、中野慎之、藤本真名美、森光彦, (求龍堂), ISBN:978-4-7630- 2017-8
日本画とは何だったのか 近代日本画史論, 古田亮, (KADOKAWA), ISBN:978-4-04-703625-3
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