Oriental History I
Numbering Code | U-LAS01 10005 LJ38 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | All students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.2 | |
Instructor name |
FURUMATSU TAKASHI (Institute for Research in Humanities Professor) MURAKAMI EI (Institute for Research in Humanities Associate Professor) ISHIKAWA YOSHIHIRO (Institute for Research in Humanities Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
近年、緊張していた日中関係はやや好転したものの、依然として対立の火種は解消せず、日中両国民の相手国に対するイメージも改善にはほど遠い状態である。加えて、コロナ禍によって、日中の経済的、政治的関係の今後が不透明感を増し、さらに米中対立の構図の中で、日本はその立ち位置をどう定めるのか、難しい判断を迫られている。日中が切っても切れない関係にあることを考慮するならば、その関係が長いスパンで見た場合、どのように推移し今日に至っているのかを知ることは、間違いなく重要である。本講義は、このような現状を意識しつつ、長期的な視野から9世紀から20世紀後半までの日中関係を政治・社会・経済・文化の多様な側面から検討する。そして日中間の交流・対立や相違点・類似点についての歴史的理解を深めるようにしたい。 |
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Course Goals | 9世紀から20世紀後半までの日中関係について、政治・社会・経済・文化面を中心に基礎的な知識を習得し、日中間の交流・対立や日本と中国の相違点・類似点について歴史的に理解できるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
第1回 ガイダンス 第2回 密教の日本伝来とユーラシア東方(古松) 第3回 巡礼僧と海商(古松) 第4回 大交流の時代(古松) 第5回 元明交替と室町文化(古松) 第6回 日中の差違──明末~清代中期(村上) 第7回 明治維新と洋務運動(村上) 第8回 在華紡と中国紡(村上) 第9回 近代日中製糸業の展開(村上) 第10回 日中対立と中国経済(村上) 第11回 中国国民党と中国共産党の比較(石川) 第12回 蒋介石・毛沢東の日本観(石川) 第13回 日中戦争と戦後処理(石川) 第14回 日中国交回復への道のり(石川) 《期末試験/学習到達度の評価》 第15回 フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 定期試験(筆記) | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 参考書などを読み、中国近世・近代史についての基本的知識を身につけてから講義に臨むこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 適宜プリントを配布する | ||
References, etc. |
日本の対外関係3通交・通商圏の拡大, 荒野泰典・石井正敏・村井章介(編), (吉川弘文館), ISBN:978-4-64-201703-9 日本の対外関係4倭寇と「日本国王」, 荒野泰典・石井正敏・村井章介(編), (吉川弘文館), ISBN:978-4-64-201704-6 シリーズ中国近現代史① 清朝と近代世界, 吉澤誠一郎, (岩波書店), ISBN:978-4-00-431249-9 シリーズ中国近現代史② 近代国家への模索, 川島真, (岩波書店), ISBN:978-4-00-431250-5 シリーズ中国近現代史③ 革命とナショナリズム, 石川禎浩, (岩波書店), ISBN:978-4-00-431251-2 シリーズ中国近現代史④ 社会主義への挑戦, 久保亨, (岩波書店), ISBN:978-4-00-431252-9 |