ILAS Seminar :Readings of Essential texts for Chinese History

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year Mainly 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Mon.5
Instructor name TSUJI MASAHIRO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 中国史の基本資料を読む―漢文訓読法の基礎
 中国史の基本資料を講読する中で、漢文訓読の基本的な技法を身につけることが、この授業の目的です。
 日本人は古来、中国の歴史や文化に強い関心を持ち、それを知ろうとしてさまざまな工夫を凝らしてきました。「訓読」とは、中国語(古典漢文)に訓点をつけ、日本語=「漢字仮名交じり文」として読解するために編み出された、先人の知恵の一つです。現代中国語は現代音で音読するのが普通ですが、古典(漢文)については、訓読方式で読むのも味わい深いものです。
 この授業では、中国史の基本資料を「訓読」して、その内容を理解することを目的とします。高校時代に漢文を少しかじった程度の人でも、少し努力をすれば訓読のコツをつかむことは容易です。この機会に、訓読の基本的な技法を身につけましょう。
 テキストは『資治通鑑』です。北宋時代に編纂された歴史書ですが、虚飾を排した文章ゆえに、訓読の基礎を身につけるには適していると思います。奮って挑戦してみて下さい。
Course Goals 伝統中国を知るための基礎となる「漢文」の読解について、基礎的な知識を身につける。
Schedule and Contents ●初回授業時の「ガイダンス」に、授業の進め方について説明しますので、必ず出席すること。
●訓読の技法を身につけることを第一の目的としますので、2週目以降の授業では、それにふさわしいテキストを会読します。
●授業で講読する箇所をあらかじめ指示します。授業時には特に担当を決めずに指名して訓読してもらい、内容について質疑応答・解説を行います。
●授業終了後、こちらが指定する締切日時までに、授業時に読み進んだ箇所について「読み下し文(訓読文)」をPandAに提出していただきます。
●必要に応じて、授業時に漢和辞典を引いて調べてもらうつもりです。必ず「紙の辞書」を持参すること!
●授業回数はフィードバックを含めて全15回とします。
Evaluation Methods and Policy  授業終了後に提出していただく課題(読み下し文)の成績(60%)と、授業参加に対する評価(40%)とを総合して、成績を判定します。
 単に出席するだけでは「単位」を取ることはできませんので、ご注意下さい。
 3度の欠席(課題不提出を含む)で「不可」となります。
Course Requirements 漢和辞典の引き方がわかっていること。
「漢文」訓読の基本についてよく理解していること。
Study outside of Class (preparation and review) 高等学校で学習した「漢文」の基礎について、きちんと復習しておくこと。
Textbooks Textbooks/References こちらでテキストを用意し、配布します。
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