The History of Eastern Thought II
Numbering Code | U-LAS00 10013 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | All students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Mon.3/Wed.3 |
Instructor name | FUKUTANI AKIRA (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
本講義では東アジア世界における朱子学の歴史的展開を概観する。朱子学は単なる倫理思想ではなく、一身の修養論から、万人の統治論、宇宙論にまで説き至る、中国思想史上、空前絶後の思想体系であった。その思想の影響力は、中国にとどまらず、前近代の朝鮮や日本においても絶大であった。本講義では、そうした朱子学の形成と発展とを、アジアでの受容も視野に入れながら、紹介していきたい。 なお、本講義での学生に対する到達目標は高いため、意欲的な学生の受講は大いに歓迎するが、単位目的のみの履修は推奨できない。 |
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Course Goals |
朱子学的な理念を知ることを通じて、誤解や偏見に引きずられずに物事を正しく理解するための心がけや、社会生活を健全に営む上でのモラルの重要性を理解する。 朱子学に対する世間の誤解や、そうした誤解が蔓延る原因を考察することを通じて、世間で常識とされる考え方に対して批判的に検討する視点を養う。 |
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Schedule and Contents |
・参加者の興味・関心を踏まえて、適宜内容を改める。 第一回 この講義の目的・ガイダンス 第二回 春秋時代と孔子の思想 第三回 戦国時代と孟子の思想 第四回 唐宋変革論と宋代社会 第五回 朱子の生涯 第六回 朱子と『大学』① 第七回 朱子と『大学』② 第八回 朱子と『論語』解釈 第九回 朱子の自然思想 第十回 朱子の政策論 第十一回 朱子学と諸葛孔明顕彰 第十二回 朱子学の制度化と変容 第十三回 江戸の日本朱子学 第十四回 明治以降の日本朱子学 第十五回 フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy |
PANDAを通じて、毎回、講義の感想・質問を提出することを課題とし、平常点とする。 成績は平常点40%+期末レポート60%で評価。 |
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Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義内容に関連して推薦する図書を紹介する。 |