Introductory Seminar on Philosophy
Numbering Code | U-LAS00 20011 SJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar | |
Target Year | All students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name | TODA TAKEFUMI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
哲学の基本的な文献を読み、理解を深める。 第一に、イギリス経験論を代表する哲学者であるジョージ・バークリの『ハイラスとフィロナスの三つの対話』を読む。 バークリは「存在するとは知覚されることである」というテーゼで知られる哲学者であり、すべてのものが主観的な存在であると述べているとして従来から理解されてきた哲学者であり、そのテーゼについて、長らく哲学者たちの議論の的となってきた。 これによって現代哲学にも大きな提供を与えている観念論の基本的な考え方を理解し、検討する。 第二に、現代の哲学者の論文をいくつか読み、現代の認識論についての理解を深める。 リチャード・ローティやカール・ポパーの論文を予定している。 |
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Course Goals | 哲学史的な教養・理解を深めると同時に、現代の哲学に大きな影響を与えている哲学的な考え方を身につける。 | |||
Schedule and Contents |
観念論の代表的な哲学者であるバークリの『ハイラスとフィロナスの三つの対話』を翻訳で読む 特に担当者は決めずに、全員が少しずつ訳していく形をとる。 たんに訳していくだけでなく、受講生自身がこの問題に深く考える積極的な態度を要求する。 内容を学生と確認しながら進めていくため、一回の授業でどれだけ進むか、そのときどきによるが一回で2、3ページが目安。 第1回 ガイダンス 第2回 バークリ哲学の背景の解説 第3回 ー第7回ハイラスとフィロナスの三つの対話 第8回ー第14回現代の哲学者の論文 (カール・ポパー、リチャード・ローティなど) 第15回フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 授業中の発表や発言など、そしてテクストをしっかり予習しているかどうかが重視される。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義に関連のある書籍などを読みつつ、自分なりに問題に対して考えてください。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | ハイラスとフィロナスの三つの対話, バークリ, (岩波書店, 2008), ISBN:9784003361825 |