Logic I
Numbering Code | U-LAS00 10005 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | All students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Fri.3 | |
Instructor name | YAMAGUCHI SYOU (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course |
「論理学」とは《正しい推論はどのようなものか》などを形式的に研究する学問である。本講義は現代論理学の最も基礎的なトピックを学ぶことを目標にする(山口担当の後期の「論理学Ⅱ」と一連の授業)。 周知のように、数学基礎論・集合論・計算機科学などを学ぶためには、現代の論理学の知識が不可欠である。また、自然科学の諸研究において明快な理論やモデルを構築する際にも、論理学の知見は有用である。加えて、哲学・言語学・心理学などの人文科学のいくつかの領域やゲーム理論・意思決定論・社会的選択理論などの社会科学の諸分野にとりくむときにも、論理学が提供する理論的道具立ては役にたつ。本講義では、命題論理の学習を通じて、基礎的な論理法則と重要なメタ的定理を学ぶ。 |
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Course Goals |
本講義を通じて、現代論理学のいわば「基礎の基礎」である命題論理の基本的な知識を学ぶことができる(具体的には、トートロジーや意味論的妥当性などに関する意味論的知識および証明や演繹などに関する構文論的知識を得ることができる)。 「授業の概要・目的」でも触れたが、論理学は現代のさまざまな理論的な学問の知識を得るための不可欠な基礎でもある。それゆえ、本講義を受けることによって、こうした学問を専門的に学ぶためのいわば「足腰」を鍛えることができる。 |
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Schedule and Contents |
第1回 イントロダクション――論理学とは何か 第2回 論理学を学ぶ準備(1)――「ならば」について 第3回 論理学を学ぶ準備(2)――集合と量化 第4回 真理表とトートロジー 第5回 意味論的に妥当な推論 第6回 公理・推論規則・証明 第7回 ルカシェビッチの公理系 第8回 公理系における定理の証明の練習 第9回 演繹定理 第10回 構文論的に妥当な推論(および「意味論」と「構文論」について) 第11回 健全性定理 第12回 完全性定理(1) 第13回 完全性定理(2) 第14回 その他のメタ的な定理 第15回 フィードバック(論理の本質について) |
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Evaluation Methods and Policy |
定期試験のみによって評価する。 合格するためにはトートロジーや意味論的妥当性に関するいわば「論理計算」を完全にマスターしている必要がある。また、優秀な成績を収めるためには、メタ定理の意味を十分に理解している必要があるだろう。 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 論理学の学習は、たんなる情報の収集ではなく、〈論理的技術を身につける〉という側面が大きい。それゆえ、受け身の態度では習得できず、自らの頭を使うことによってのみ知識を定着させることができる。予習は不要だが、復習はしっかりと行なうこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 現代論理学, 安井邦夫, (世界思想社), ISBN:4790703975 |