Ethics II
Numbering Code | U-LAS00 10004 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | All students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Fri.4 |
Instructor name | SATOU YOSHIYUKI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
「どうして私は道徳を守らねばならないのか。もしかすると道徳など、守らねばならないと信じ込まれているだけで、本当は守らなくてよいのではないか」 この種の素朴だが根源的な問いから出発して、道徳というものを根本から問い直してみたい(佐藤担当前期「倫理学I」と内容上一連の授業)。 |
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Course Goals | 常識的な倫理観を否定する倫理学上のいくつかの立場の批判的検討を通じ、倫理の正当性を問い、倫理についての理解を深める。 | ||
Schedule and Contents |
(1)授業の方法、成績算定法等に関するガイダンス(第1回) (2)問題提起と前期まとめ:「どうして道徳を守らなければならないのか」(第2回) (3)ホッブズ 彼への疑問点の検討…利己的人間にとって「道徳」は可能か(第3~4回) (4)ベンサム:快楽の総和を増大させる行為が正 功利主義──義務論的倫理学との対比において(第5~6回) 利己的人間観の検討(第7回) (5)相対主義的倫理観:川の向こうとこちらで正義は異なる(第8回) (6)ヘアの選好功利主義:相対主義への対応策? 選好功利主義(第9~10回) 倫理の相対性と選好功利主義(第11回目) 批判的検討…「選好」の検討。どうして道徳を守らなければならないか(第12回) (7)討議倫理:道徳という逃れがたきもの 討議倫理(第13回) どうして道徳を守らなければならないか。…ひとつの結論(第14回) フィードバック:詳細は別途連絡する(第15回)。 |
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Evaluation Methods and Policy | 授業時に随時数回、事前の予告なく実施する小テストによる。 | ||
Course Requirements | 前期「倫理学I」(佐藤担当)と一連の講義であるが、「倫理学I」履修済みの者でなくとも理解できるように授業は進める。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | ノート参照可の小テストを授業時に随時実施するので、それに備えて授業ノートを整理し、復習しておくことが望ましい。 |