Philosophical Theory of Human Acts II
Numbering Code | U-LAS00 20004 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Mon.4 |
Instructor name | SATOU YOSHIYUKI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 講義ではレヴィナスの最初の主著『全体性と無限』を手がかりに他者と倫理について考えてみたい。レヴィナスは、倫理について極限的な思考を展開するとともに、そこから哲学の根本的変革を企てた思想家である。 | ||
Course Goals | レヴィナスを通じて、他者論、倫理についての代表的な議論に触れる。そのことで哲学的なものの見方を習得する。 | ||
Schedule and Contents |
総題:レヴィナスの思想 (1)序 現象学という立場(第1回) 他者の謎(第2回) (2)顔と倫理 顔の体験と無限の責任(第3~4回) 「選び」とその根拠?(第5回) (3)同と他 同と他(第6回) 同の具体的あり方──享受、労働、所有(第7回) (4)他者の絶対他性 テーマ化と同化(第8回) 言語とテーマ化(第9~10回) (5)学に対する顔の先行性 教えと学問(第11回) 「第一哲学としての倫理学」(第12回) 批判的考察(第13~14回) フィードバック:詳細は別途連絡する(第15回)。 |
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Evaluation Methods and Policy | 授業に関連するレポートを2回提出してもらう予定であるが、そのレポートによって評価する。 | ||
Course Requirements | 哲学・思想系の基礎論科目のなかから「哲学」、「倫理学」、「論理学」、「西洋社会思想史」、「科学論」、「宗教学」のどれかひとつ以上を履修済みであり、すでにこの種の学問に触れて基本的な考え方についておおよその知識を持っていることが望ましいため、一回生の受講は原則的に認めない。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 関心のある者は、授業中に紹介した参考書を読んで、自ら学習を深めてほしい。 |