Mythology II
Numbering Code | U-LAS00 20008 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | All students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Mon.4 |
Instructor name | IWATA FUMIAKI (Part-time Lecturer) | ||
Outline and Purpose of the Course | あらゆる地域・民族に存在している神話は、過去の遺物となったわけではありません。神話的表象の変貌を解明して、現代日本人の心性の深部に迫ります。 | ||
Course Goals | 神話理解を深めることで、神話的表象を求める人の理解を深めることができる。現代日本社会の抱えている精神的問題の在り方について知見を広げることができる。人文科学の方法論の一端を学ぶことができる。 | ||
Schedule and Contents |
神話は変容を遂げ、さまざまな形態をとりながら、現代日本人の心にも広く浸透している。本講義では、時代精神の変化をアイヌやネイティブ・アメリカンの神話、浄土教や水子供養などを主題として辿りつつ、この事態を明らかにしていきたい。 1.神話理解の学的態度。現代の精神状況を考察し、本講義の視点を明らかにする(第1回~第2回) 2.霊性知識人の神話理解:アイヌ神話と梅原猛、ナバホの神話と河合隼雄(第3回~第4回) 3.宮沢賢治の童話作成の背景とその作品の特徴(第5回~第6回) 4.グリム童話の変容(第7回~第8回) 5.水子供養(第9回) 6.浄土教と阿闍世コンプレックス(第10回~第11回) 7.もののけ姫(第12回) 8.<死法>の過去と現在(第13回~第14回) フィードバック:詳細は別途連絡する。 |
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Evaluation Methods and Policy |
通常の授業での課題の提出(70点)、最終のレポート試験(30点)により評価する。 授業での課題およびレポート試験については到達目標の達成度に基づき評価する。 独自の工夫が見られるものについては、高い点を与える。 |
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Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
予習としては、予め紹介した、次回の授業の主題に関わる文献を読んでおく。 授業後には、授業で紹介をしたいくつかの文献を読み、授業で説明した主題について知見を広げる。 |
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References, etc. |
精神世界のゆくえ, 島薗進, (秋山書店), ISBN:978-4-87023-610-3 近代仏教と青年, 岩田文昭, (岩波書店), ISBN:978-4-00-025988-0 そのほか随時、紹介する |