Philosophy and History of Science II
Numbering Code | U-LAS00 10019 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | All students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Mon.5 |
Instructor name | AOYAMA TAKUO (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 「科学論Ⅰ」と同様、ある具体的なテーマに関して科学が何を見いだしてきたか、さらに哲学では同テーマをどのように扱ってきたかを解説し、その比較を通じて科学の特性を理解していきます(担当教員の専門は哲学)。本授業では「心と時間」との関係を中心的なテーマとして掲げ、さまざまな時代・地域の哲学研究や、心理学・物理学・脳神経科学などの知見を参照しつつ、上記の課題に取り組みます。「今」という時間の特異性や、記憶のメカニズム、そして、それらと「心」との関わりを確認していくことを通じて、科学論の一つの在りかたを提示します。 | ||
Course Goals | 「心と時間」の科学と哲学をめぐる諸研究を知り、その論点を学ぶとともに、科学的研究の特性を、歴史をふまえて理解できるようになる。 | ||
Schedule and Contents |
下記の5つのテーマに沿って、「科学とは何か」「心と時間との関係は、いかなるものか」を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。 1.ガイダンス・科学的研究の特性について#1(第1週) 2.「心と時間」の哲学における諸問題#1(第2週~第5週) (デネットやチャーマーズなどの議論を紹介。) 3.時間と自然科学との関係について(第6週~第9週) 4.「心と時間」の哲学における諸問題#2(第10週~第13週) (近年の多様な研究成果を紹介。) 5.これまでのまとめ・科学的研究の特性について#2(第14週) 第16週:フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。 | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。 | ||
References, etc. | 心にとって時間とは何か』, 青山拓央, (講談社現代新書), ISBN:978-4-06-518022-8 |