Introductory Seminar:
Numbering Code | U-HUM42 16186 SJ39 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | From 1st to 4th year students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.5 |
Instructor name | KOJIMA YASUO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
テーマ:地域を共感的に理解する―中国をフィールドとして― 地域は多様で重層的です。その多様性は、近代には地理教育として学びの対象に据えられました。そしてグローバル化が進展する現在、世界はフラット化するという楽観論とは裏腹に、地域の持つ意味、そして地域を理解する意味はむしろ増大しています。地域地理学は地域を調べ、考え、そして伝えることに取り組んできましたが、この授業では、地域地理学の基本的な方法をめぐって、中国をフィールドとして、作業とディスカッションを軸にゼミナールを行います。そして海外の地域に関する「共感的理解」とは何か、どうやって共感的理解にたどり着くか、を考えてゆきます。 |
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Course Goals |
・地域地理学の基本的な方法を習得する。 ・中国に対する理解を深める。 ・ディスカッションする力、プレゼンテーションする力をつける。 |
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Schedule and Contents |
ゼミナール形式で、授業は進められます。毎回提示される課題に関して、資料の収集や分析といった作業、あるいは口頭発表とそれをめぐるディスカッションを行います。受講生には中国に関する自らの興味関心を解明してゆくことが求められ、作業や発表の成果を最終的にレポートとしてまとめることになります。次のような課題が提示されます。1課題あたり1~2週の演習を行う予定。授業回数は15回、最 終回はフィードバック。 (1)「共感的理解」をめぐるディスカッション (2)自ら設定したテーマの本を図書館で探す (3)テーマに関連する新聞記事を探し紹介する (4)中国に関する統計を使って考える (5)統計データを用いて地図を描く (6)主題図を用いて考える (7)学術論文を利用する (8)ネットで情報を収集する (9)個人のテーマを決めて発表する (10)総合討論とレポートの提出 |
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Evaluation Methods and Policy |
平常点評価。 出席と参加の状況(およそ50%)と作業・発表・レポート(およそ50%)によって、総合的に評価します。 |
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Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
授業ごとに課題が提示されるので、次回授業までにそれに取り組むことになります。 授業の最終段階では口頭発表とレポート作成が課題となるので、中国に関して何をテーマとするか自ら考えてゆくことが求められます。 |
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References, etc. | 中国統計年鑑, 国家統計局編, (中国統計出版社), 中国語と英語で書かれた、中国の現状を知る ための基本的な統計書。図書館で閲覧。 |