Modern Immigration History A

Numbering Code U-HUM41 26218 LJ45
U-HUM41 26218 LJ38
Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.2
Instructor name TOKUNAGA YU (Graduate School of Global Environmental Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 今日、国境を越えた人の移動はグローバル化の中でますます活発化している。日本社会でも外国から来た移民の数が急速に増え、移民に関する出来事も頻繁に報道されるようになった。しかし、かつて多くの人々が日本から海外に移り住んでいった歴史に対する一般的な理解は十分ではない。この授業では、日本人移民の経験を中心に、アメリカ合衆国に移り住んだアジア人移民の歴史を学ぶ。国境を越えた人の移動をグローバル化の社会史的側面として捉えるとともに、人々が外国に移住する理由、移民の生活や権利、移民に対する差別、移民に関する政策など現代において重要なテーマについて考察する力を養うことを目的とする。

受講者は毎週、教科書該当範囲で最も印象に残ったことについて考察した考察レポート(A4・1枚、ワード文書500字以上)を該当授業前日までにPandAに添付して提出し、必要に応じてその内容を授業中に発表する。学期末には講義と教科書の内容に基づいた期末レポートを提出する。

移民をめぐる諸問題に関心のある受講者には「近代移民史演習A」(前期)や「近代移民史演習B」(後期)、「外国文献研究(全・英)-E1;国際移住―移民の視点から理解するグローバル化」(前期もしくは後期)などの関連科目も合わせて受講することを勧める。
Course Goals 1)アジア諸国とアメリカ合衆国の国際関係の変化を考慮しながら、グローバル化の社会史的側面として人の移動を理解する。
2)人種差別や経済格差などの移民をめぐる諸問題について歴史的な理解を深める。
3)移民をめぐる諸問題について考察し、自分の言葉で説明する力を身に着ける。
Schedule and Contents 第1回:授業概要説明
第2回:人類の移動、世界の一体化、民主主義と人種主義
第3回:黒人奴隷制度の廃止と中国人移民、明治維新と日本人移民
第4回:アメリカの帝国化とフィリピン人移民、宗教と移住
第5回:金、鉄道、洗濯―中国人移民の経験から―
第6回:農業と漁業―日本人移民の経験から―
第7回:胃袋の定住―カリフォルニア米と日本人移民―
第8回:人種主義と優生学、帰化不能外国人としてのアジア人
第9回:人種ナショナリズムと移民政策、1924年移民法
第10回:在米日本人移民の新聞を読んでみよう
第11回:移民とグローバルシティの発展、ロサンゼルスの都市空間
第12回:第二次世界大戦と日系人強制収容
第13回:市民ナショナリズムと移民政策、1965年移民法
第14回:環太平洋地域の国際関係とアジア系アメリカ
第15回:フィードバック
Evaluation Methods and Policy ・考察レポート:60点(5点×12回)
毎週、教科書該当範囲で最も印象に残ったことについて考察した考察レポート(A4・1枚、500字以上)を該当授業開始時までにPandAに添付して提出する。
・期末レポート:40点
講義と教科書の内容に基づいた期末レポートをPandAに添付して提出する。

担当教員は各課題を到達目標の達成度に基づいて評価する。担当教員への事前の連絡なしに遅刻また欠席し、考察レポートの提出が遅れた場合は減点対象とする。期末レポートを提出しなかった場合は成績評価の対象としない。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 毎週、授業までに教科書該当範囲を読んでおく。毎週、該当範囲のうち、最も印象に残ったことについて考察した考察レポート(A4・1枚、500字以上)を準備する。
Textbooks Textbooks/References 日本人と海外移住―移民の歴史・現状・展望, 日本移民学会, (明石書店、2018)
教科書は大学生協で事前に購入しておくこと。
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