Relationship Development I (Developmental Psychology)
Numbering Code | U-HUM11 11506 LJ46 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | From 1st to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.2 | |
Instructor name | OOKURA TOKUSHI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 人間の形成過程を周囲他者との関係性の変容として捉えるという関係発達論の発想と原理、およびその射程を明らかにする。発達心理学の基本的知見(認知機能の発達および感情・社会性の発達、自己と他者の関係の在り方と心理的発達、誕生から死に至るまでの生涯における心身の発達、発達障碍等の非定型発達についての基礎的な知識および考え方、高齢者の心理等)について理解を深めつつ、諸理論を有機的に統合する論理力・批判力を養う。 | |||
Course Goals | 各種の心理学理論をメタ的視点から批判的に評価できる。関係発達という新たな枠組みに立ったものの見方があることを理解し、現代社会の既成の枠組み(「~できる」ことを良しとする個体能力論的な枠組み)を相対化できる。 | |||
Schedule and Contents |
以下の各テーマにつき、1テーマあたり1~2週をかけて授業をしていく予定である。 1.関係発達論の概要(第1回) 2.ピアジェ以降の発達心理学研究とその問題点(第2回~第3回) 3.ヴィゴツキーのピアジェ批判(第4回) 4.ウェルナーの理論(第5回~第6回) 5.ワロンの理論(第7回~第9回) 6.精神分析学的諸研究(第10回~第11回) 7.関係発達論の鍵概念1~間主観性~(第12回) 8.関係発達論の鍵概念2~両義性~(第13回) 9.関係発達論の鍵概念3~相互主体性(第14回) 10.フィードバック(第15回) |
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Evaluation Methods and Policy | 期末レポート(1回)、授業内の小課題。配点比は80:20程度。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 教科書を読んできて予習・復習をしておくこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 育てる者への発達心理学, 大倉得史, (ナカニシヤ出版,2011), ISBN:978-4779505898 |