Consideration of Mental Development and Problem Behaviors

Numbering Code U-HUM21 18396 SJ27
U-HUM21 18396 SJ88
U-HUM21 18396 SJ46
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year From 1st to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.2
Instructor name FUNABIKI YASUKO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course どうしてあの人はあのようなことをするのだろう、と考えることはないだろうか。
人の行動の背景を発達的視点、種々の環境との関係から考えていくことで、不思議な行動に対する理解が深まってくる。
身近な人の行動ばかりでなく、日々、様々な事件が報道される。
非行や犯罪においては、起こった行動(結果)に注目されがちだが、その行動の背景を理解していくことにより、今後の同様の行動を防ぐきっかけが得られるかもしれない。時には、いくら考えても、なかなか理解ができない行動もある。
本授業では、基本的な知識を提供した上で、理解に苦しむ行動に対する疑問を持ちより、ゼミ形式でグループディスカッションを行い、さらに教員から、精神医学、行動学、認知発達の各種学問的見解と根拠を解説し、理解を深めていくことを目的とする。
これらを通して、人の行動を理解しながら、トラブルや問題を未然に防ぐ方法を考え、身に着けていくという重要な意義も含まれる。
Course Goals この科目の履修により、自己および他者の行動の理解を通して、日々の生活における周囲との関係や他者への配慮に役立てることを目標とする。
さらに、将来、起こりうる事態を予測して前もって対応する、また問題が起こればその解決の糸口を考えるような土台を養う。
また、メンバーとの建設的な意見交換を通して、チーム議論のスキルの向上、そして、発達に伴って変化する行動を理解する素養を養う。
Schedule and Contents 第1回 イントロダクション

第2回~第10回 教員が過去に報道された事件を例示し、その背景について5-8人程度で30分間ほどのグループディスカッションを行い、引き続いて全体討論を行う。全体で6事案ほど扱うが、論点の多い事案では、事案呈示の次の会で解説をする。

その際に、以下のような学問的な事項についても解説を行う。
人の発達と行動の基本知識
発達障害(自閉症、ADHD、学習障害)
各種精神疾患(統合失調症、双極性障害、妄想性障害、解離)
パーソナリティの形成、生育環境
パーソナリティ障害の各種行動パターン
いじめ・ハラスメント
非行・犯罪の種類とその背景
犯罪後の対応
犯罪被害

参加学生は建設的な意見交換を行い、教員はファシリテートをしながら、関連する知識や情報の提供や紹介、また助言を行う。

第11回 小レポート作成

第12回~第15回
授業を通しての意見交換とまとめ
学生側からの問題提起を積極的に募集する。また、特に社会的に話題となっている案件があれば、そのテーマについてグループディスカッションを行う。特に、既成の概念となっていない、新たな事象に対して、考えていけるように支援する。
Evaluation Methods and Policy 平常点(授業への参加状況)(60)、授業内容に沿った小レポート1回(40)により評価
Course Requirements 「健康心理学I」「精神保健福祉概論」を履修済み、または同時履修していることが望ましい。基礎的な知識は「健康心理学I」で、社会制度については「精神保健福祉概論」で解説している。
Study outside of Class (preparation and review) 時事問題について目を通し、問題意識を持つようにしておく
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience
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