Theory of Socio-Economic System IIIA
Numbering Code |
U-HUM31 24416 LJ34 U-HUM31 24416 LJ43 U-HUM31 24416 LJ45 |
Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | From 2nd to 4th year students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Fri.5 |
Instructor name | DAIKOKU KOUJI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 現代社会の変容を捉えるためには、遠回りに見えても理論的な分析基準をもつことが不可欠である。ここでは資本制システムの基軸をなす原理を、方法論的、理論的、思想史的側面から多角的に検討する。経済学の基礎的ディシプリンの習得を目指すとともに、資本主義の現代的展開をも広く射程に収める。 | ||
Course Goals | 資本主義の基礎的な仕組みを理解するとともに、通説を疑う姿勢を身につける。 | ||
Schedule and Contents |
以下のような課題について、1課題あたり1~2週の時間を取って検討する予定である。あるいは年度に応じて2~3の課題を集中的にとりあげることもある。社会経済システム論ⅢBと合わせて経済学原理が習得できることを目指す。 1.経済学の方法 (経済学の目標、経済学の方法、原理・段階・現状分析) 2.商品 (価値形態論、交換過程論、物象化論) 3.貨幣 (価値尺度、流通手段、蓄蔵貨幣) 4.資本 (商人資本、金貸資本、産業資本) 5.資本の生産過程 (労働・生産過程、価値形成・増殖過程、生産方法の発展) 6.資本の流通過程 (資本循環と流通費用、資本回転、剰余価値の流通) 7.資本の再生産過程 (単純再生産、蓄積の現実的過程、再生産表式) 8.利潤 (剰余価値率の利潤率への転化、一般的利潤率、利潤率低下の法則) 9.地代 (差額時代第一形態、第二形態、絶対地代) 10.利子 (貸付資本、商業資本、利子生み資本) |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点評価(出席状況、報告内容、授業内発言)と、学期末レポートにより、総合的に評価する。 | ||
Course Requirements | 社会経済システム論ⅢB(隔年開講)を履修することが望ましい。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 『資本論』を各自読み進めることが望ましい。 | ||
References, etc. |
資本論, マルクス, (国民文庫) 経済原論, 宇野弘蔵, (岩波文庫) マルクスと贋金づくりたち:貨幣の価値を変えよ〈理論篇〉, 大黒弘慈 |