Introductory Seminar: Japanese Modern Literature

Numbering Code U-HUM32 14192 SJ36 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year From 1st to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.5
Instructor name SUDA CHISATO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course  日本近代の短篇小説の名手、芥川龍之介の作品を読むことを通じて、日本近代文学を研究する基本的な技法、すなわち、先行文献の探索の仕方、問題意識の設定、論の立て方、説得的な発表の仕方、独自性をいかに出すか、などを学ぶ。
 芥川は、典拠や素材を古典文学・外国文学などに求め、それを自らの問題意識に添って改変することによって、独自の文学世界を作り上げた作家である。受講生は、自分が担当した作品について先行論文を捜し、自分独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表することが求められる。ほかの受講生は、当該作品に関して素朴な疑問や発表内容への質疑を通じて、批判的読解力の養成を行う。
Course Goals  受講生自身が担当した作品について独自のアプローチを行いながら、それを自分の言葉で発表できるようになる。ほかの受講生は、当該作品に関して発表内容への質疑を行い、批判的で主体的な読解能力を得る。以上が、この授業の目標である。
Schedule and Contents  (1)ガイダンス(授業の進め方など)、イントロダクション(発表の仕方)、取り上げる作品や発表の順番を決める。
 (2)~(14)教科書に掲載された以下の作品について、受講生が適宜好きな作品を選び、発表し、みなで質疑応答を行う。「羅生門」「鼻」「芋粥」「或日の大石内蔵助」「蜘蛛の糸」「地獄変」「枯野抄」「奉教人の死」「杜子春」「秋」「舞踏会」「南京の基督」「藪の中」「トロッコ」「雛」「六の宮の姫君」「一塊の土」「玄鶴山房」「点鬼簿」「河童」「歯車」。
 (15)フィードバック
Evaluation Methods and Policy 授業への参加態度40パーセント、発表60パーセント。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review)  自分の担当する作品は言うまでも無いが、他の受講生の発表予定作品についても事前に読んでおき、自分の考えや意見、質問事項を整理して、授業時に率先して発言出来るようにしておくこと。
Textbooks Textbooks/References 羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇, 芥川龍之介, (文春文庫), ISBN:978-4-16-711305-6
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