Introductory Seminar:
Numbering Code | U-HUM32 14190 SJ38 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar | |
Target Year | From 1st to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.5 | |
Instructor name | TSUJI MASAHIRO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
「中国史の基本資料を読む―漢文訓読法の基礎 中国史の基本資料を講読する中で、漢文訓読の基本的な技法を身につけることが、この授業の目的です。 日本人は古来、中国の歴史や文化に強い関心を持ち、それを知ろうとしてさまざまな工夫を凝らしてきました。「訓読」とは、中国語(古典漢文)に訓点をつけ、日本語=「漢字仮名交じり文」として読解するために編み出された、先人の知恵の一つです。現代中国語は現代音で音読するのが普通ですが、古典(漢文)については、訓読方式で読むのも味わい深いものです。 この授業では、中国史の基本資料を「訓読」して、その内容を理解することを目的とします。高校時代に漢文を少しかじった程度の人でも、少し努力をすれば訓読のコツをつかむことは容易です。この機会に、訓読の基本的な技法を身につけましょう。 今年度は、編年体で書かれた歴史書として名高い『資治通鑑』の文章に挑戦していただきます。 |
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Course Goals | 中国学の基礎となる「漢文」の読解について、基礎的な知識を身につける。 | |||
Schedule and Contents |
●初回授業時の「ガイダンス」に、授業の進め方について説明しますので、必ず出席すること。 ●訓読の技法を身につけ、文章の意味を理解することを第一の目的とします。2週目からは『資治通鑑』の文章に取り組んでいただきます。 ●その週に読む箇所について、①読み下し文、②現代日本語訳をあらかじめPandAで提出していただき、授業時にはそれをふまえて質疑・解説を行います。 ●必要に応じて、授業時に漢和辞典を引いて調べてもらうつもりです。必ず「紙の辞書」を持参すること! |
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Evaluation Methods and Policy |
毎回提出していただく課題(読み下し文と現代日本語訳)の成績(80%)と、授業参加に対する評価(20%)とを総合して、成績を判定します。 単に出席するだけでは「単位」を取ることはできませんので、ご注意下さい。 3度の欠席(課題不提出を含む)で「不可」となります。 |
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Course Requirements |
漢和辞典の引き方がわかっていること。 「漢文」訓読基本についてよく復習をしておくこと。 |
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Study outside of Class (preparation and review) | 高等学校で学習した「漢文」の基礎について、きちんと復習しておくこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | こちらでテキストを用意し、配布します。 |