Psychoanalysis II
Numbering Code |
U-HUM11 11233 LJ46 U-HUM11 11233 LJ34 |
Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | From 1st to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.2 | |
Instructor name | MATSUMOTO TAKUYA (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 無意識のこころの働きを想定する精神分析の一分野である集団心理学の見地から、現代における社会と集団の病理を考察する。 | |||
Course Goals | 人間が集団をつくる際に働いている心理的メカニズムに焦点をあてる精神分析の考え方に沿って、社会と集団の病理を理解することができるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
基本的に、下記のテーマに関してそれぞれ2-3回をあて、講義を進める。ただし講義の進みぐあい、時事問題への言及などに対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。 ・左派の成立と展開 ・「68年5月」とその後 ・精神分析における集団の理論 ・精神分析と政治理論 ・精神分析と権力論 ・精神分析と消費社会論 ・現代思想と政治理論 授業回数は期末試験をのぞいて全14回とする。 フィードバック方法は別途連絡します。 |
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Evaluation Methods and Policy |
対面授業の場合は、期末試験(100%)による。 オンライン授業の場合は、毎週の課題提出(100%)による。 ただし、登録人数や授業形態等に応じて、成績評価の方法を変更することがある。講義時間中ならびに掲示による通知に注意してください。 |
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Course Requirements | 本講義では、「フロイト左派」「ラカン左派」と呼ばれる議論が主に取り扱われる。「精神分析I」および「精神分析学」において、精神分析の考え方になじんでおくことで、本講義における社会と集団の病理の構造がよりよく理解できるため、これらの科目を受講しておくことを推奨する。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) |
予習として、教科書と参考書の読書。復習として、授業中に配布したプリントと自分自身のノートの内容を照らしあわせて理解を深めること。 なお、授業外学修には、いわゆる「予習・復習」だけでなく、授業のなかで学んだことを各自の自習や日常や課外活動のなかで応用・実践し、生きた知識にすることも含まれる。 |
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Textbooks | Textbooks/References | ラカニアン・レフト――ラカン派精神分析と政治理論, ヤニス・スタヴラカキス, (岩波書店, 2017), ISBN:978-4000024280 | ||
References, etc. |
人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス, ジグムント・フロイト, (光文社, 2008), ISBN:978-4334751500 フロイト全集〈17〉1919‐1922年―不気味なもの、快原理の彼岸、集団心理学, ジグムント・フロイト, (岩波書店, 2006), ISBN:978-4000926775 |
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Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: A course with practical content delivered by instructors with practical work experience |