Molecular Aspects of Biological Function II

Numbering Code U-HUM50 29138 LJ69 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.1
Instructor name MIYASHITA HIDEAKI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 光合成反応は,地球生物圏の維持・恒常性に不可欠である。本講義では,地球生態系における光合成の重要性、光合成を行う生物の多様性、光合成の分子メカニズムとその多様性について論じる。
Course Goals 地球生態系における光合成の重要性および光合成生物の多様性について理解する。また、光合成初期反応過程の分子メカニズムを理解することによって、生物のエネルギー生産の基礎となる水素イオンの濃度勾配(電気化学的ポテンシャル差)形成によるATP合成の仕組みを理解する。
Schedule and Contents 以下の内容について講義する。

1.オリエンテーション・光合成を学ぶ意義(1週)
2.光合成の誕生と地球生物圏の進化(2週)
3.光合成をおこなう生物の多様性(4-5週)
 ①酸素発生型光合成生物(シアノバクテリア、灰色藻類、紅藻類、緑藻類、陸上植物)
 ②酸素発生型光合成生物(クリプト藻類、オクロ藻類、ハプト藻類、渦鞭毛藻類、クロメラ藻類、ユーグレナ藻類、クロララクニオン藻類)
 ③非酸素発生型光合成生物(紅色細菌、緑色硫黄細菌、緑色非硫黄細菌、ヘリオバクテリア、クロラシドバクテリア、ゲマンチオモナス、ハロバクテリア、プロテオロドプシン含有細菌)
4.光合成初期反応の仕組み(5-6週)
 ①光合成とは何か
 ②光合成初期反応の場
 ③光合成に関わる色素とアンテナ色素タンパク質複合体
 ④光化学系2の機能と構造
 ⑤キノン類とチトクロムb6f
 ⑥光化学系1の機能と構造
 ⑦ATP合成酵素の機能と構造
4.光合成と地球環境(2週)
 持続可能な社会構築のための藻類利用技術開発
Evaluation Methods and Policy 平常点(出席と授業参加)と期末試験とによる総合評価(ただし,期末試験をレポートに代えることがある)
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 事前に配布した資料について予習・復習すること。
授業時間内に理解できなかった点等については、担当教員に質問するほか、図書館等で調べ理解すること。
Textbooks Textbooks/References プリントを配布する。
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