Epistemological Human Studies II

Numbering Code U-HUM14 11222 LJ34 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 1st to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.2
Instructor name AOYAMA TAKUO (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course  私たちは世界のなかに、事物だけでなく「価値」も見いだします。そして自らの人生が価値あるものであることも欲します。しかし、価値はどのような仕方で存在し、どのような仕方で認識されるのでしょうか。本授業では、「幸福」「善」「美」などのテーマを取り上げ、たんに主観的な幻想ではなく、しかし客観的な物質とも異なる、価値というものの在り方とその認識論上の意味を探ります(その際、おもに分析哲学における様々な知見を参照します)。参考書である『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)の一部をブラッシュアップした内容と、他の多くの先行研究について、お話しをする予定です。
Course Goals  おもに分析哲学に関する基礎的な知識を得るとともに、価値と認識との関係について、さまざまな観点から理解を深める。
Schedule and Contents  下記の5つのテーマに沿って、価値と認識との関係を考えます(授業の進行具合に応じて、どのテーマに何週をあてるかを変更する場合があります)。

1.ガイダンス・幸福は哲学の問題になるか(第1週~第2週)
2.内在的幸福と外在的幸福(第3週~第4週)
3.分析哲学での「価値」の議論(第5週~第8週)
  (「幸福」「善」「美」等を検討。)
4.枚挙的質問と説明的質問(第9週~第10週)
5.可能世界と価値判断(第11週~第14週)

第15回:フィードバック
Evaluation Methods and Policy  レポートにて成績を評価します。採点基準はやや厳しめで、講義内容を十分に理解しているかと、自分の考えを論理的に説明しているかを中心的に評価します。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review)  授業前の予習はとくに必要ではありませんが、授業後の復習は十分に行なってください。
Textbooks Textbooks/References
References, etc. 幸福はなぜ哲学の問題になるのか, 青山拓央, (太田出版)
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