Comparative Studies of East Asian Thought B

Numbering Code U-HUM41 26204 LJ34
U-HUM41 26204 LJ31
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.2
Instructor name OGURA KIZOU (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 【授業のテーマ】 日本哲学史:鎌倉哲学
【授業の概要・目的】 日本哲学史について講義する。今学期は「鎌倉哲学」がテーマである。鎌倉哲学とはなにか。それは、鎌倉時代の哲学のことである。これまではこの時代の宗教・思想を哲学とは呼称してこなかった。だが、本講義では哲学として位置づける。そのための第一歩は、天台哲学の再評価である。いわゆる鎌倉仏教のなかで、天台哲学との関係が明確に議論されるのは日蓮である。しかし、鎌倉新仏教の担い手はほとんど、比叡山ないし天台教学と関係があった。この際に重要なのは、よくとりあげられる本覚思想だけでなく、むしろ一念哲学である。顕密体制論批判も含めて、この時代の哲学を講義する。
Course Goals 日本宗教史・思想史の人物・作品を、哲学としてとらえるとはどのようなことなのか、という思考訓練ができるようになること。そして日本哲学の特殊性と普遍性について理解すること。
Schedule and Contents 授業では以下のテーマを解説していく。(変更の可能性あり)
 第01回 「鎌倉哲学」とはなにか     第02回 大乗仏教の基礎知識1 
 第03回 大乗仏教の基礎知識2      第04回 中国仏教史の基礎知識
 第05回 鎌倉仏教の基礎知識       第06回 本来性・現実性・中間性
 第07回 中国・朝鮮哲学史との比較    第08回 自己・生命・社会
 第09回 心・身体・霊性         第10回 移動・加速度・情報
 第11回 主体・客体・あいだ       第12回 歴史・虚構・破滅
 第13回 夢・善悪・欲望         第14回 まとめ  
Evaluation Methods and Policy ①平常点:40% ②期末レポート:60%
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) できるだけ広く、鎌倉仏教に関する書物や論文を読むこと。
Textbooks Textbooks/References プリントを配布する。
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