Seminar on Region, Space, and Environment III
Numbering Code | U-HUM42 26154 SJ39 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar |
Target Year | From 2nd to 4th year students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Wed.3 |
Instructor name | OGATA NOBORU (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 地理学の研究に関連して,各自の関心に基づき研究論文の購読・発表を行う。また地理データの処理・分析を実習する。野外実習の機会も設ける。 | ||
Course Goals | 地理学的なものの見方,考え方を獲得するとともに,文理の枠を超えた学問のあり方について理解を深めることを目標とする。 また現地調査での観察眼を養う。 | ||
Schedule and Contents |
ゼミ形式で授業を行い,各自の関心に基づき研究論文の紹介やデータ分析結果の報告などを発表する。文理融合の総合人間学部の特質により,受講生の関心分野は多様である。地理学が扱う研究対象もまた,自然・人文の多岐にわたるので,主題は受講生の関心に応じて臨機応変に設定する。 近年では,GIS(地理情報システム)ソフトウェア,衛星画像,DEM(地形データ)などがインターネット上で無料で利用できるので,それらの処理・可視化を通した地域研究の実践を学ぶ。各自のパソコンを利用して実習する。たとえば,地形と土地利用の間の関係を分析するなどのテーマを設定し,各受講者が独自に研究する。日本においては,起伏の多い土地(山地)が森林で覆われているのが特徴であるが,外国の場合どうかといったテーマが考えられよう。 地域空間論研究室には,地形図の豊富なライブラリがあるので,それらを活用した読図も行う。新旧の地形図を対比を通し,地形に応じた土地利用が近代化を通してどのように変遷してきたかを考察する。読図結果とDEM(基盤地図情報)の分析・可視化(鳥瞰図で表示)との比較評価も行う。また,歴史地理学に関連する「条坊制」などをテーマとして,奈良あるいは京都で野外実習を実施し,現地調査での観察眼を養う。 文献(書籍や論文)の形で存在する既存の研究成果を把握することは,どの学問分野でも研究の基本であるので,文献探索・利用の方法について授業の最初に指導する。 |
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Evaluation Methods and Policy |
ゼミ発表 40% 平常点(質疑応答等) 40% 期末レポート 20% |
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Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | ゼミで行う発表の準備と,発表後のまとめを行うことが必須である。QGIS(地理情報システム),LANDSAT衛星画像,SRTM地形データなどは,インターネット上で無料で利用できるので,必要に応じ各自のパソコンで実習すること。野外実習においても,あらかじめフィールドに関する下調べを行うこととする。 |