Region, Space, and Environment IIA

Numbering Code U-HUM42 26135 LJ39 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.3
Instructor name Yamamura Aki (Graduate School of Global Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 「論文講読と地域調査から学ぶ歴史地理学」

 本授業では、歴史地理学の視角と方法を、①論文講読と②城下町都市の地域調査を通じて、受講生が主体的に習得することを目的とする。この授業は受講生が担当を分担し、レジュメを作成する。それを基にした発表を受けて、討論と解説形式で行う。受講生は下記の内容のうちのいずれかを必ず担当する。
①論文講読:近年(過去10年間)の主要学術雑誌における歴史地理学の論文の中から、発表者が対象論文を選ぶ。発表者は、新旧地形図を併用して論文内容の紹介を行う。関連文献を読んで、客観的に論文を評価するレジュメを作成し発表する。他の受講生も対象論文を読んできて、意見を出し合う。
②地域調査:日帰り圏内の城下町都市(大垣、尼崎、岸和田、篠山など)について、複数名の担当者を決め、グループを構成する。各グループで地域調査の内容を分担し、それぞれでレジュメ作成と作図を行って授業で発表する。討論を行い、意見や疑間を提示して、現地での課題を明確化する。巡検では、レジュメ作成者が説明も担当する。その後の授業で、参加者の提出した巡検レポートをもとに、巡検のまとめとフィードバックを行う。
Course Goals ①多様な資料を活用した歴史地理学的な地域調査の予察、②読図と比較地誌的な考察、③現地における景観観察、④歴史地理学の論証の理解ができるようになる。
Schedule and Contents 第1回:授業の概要説明、城下町都市①の新旧地形図の読図
第2回:城下町都市②の新旧地形図の読図
第3回:歴史地理学に関する論文講読、担当分け
第4~6回:城下町都市①に関する発表と討論
第7回:巡検のフィードバック①
第8~10回:城下町都市②に関する発表と討論
第11回:巡検のフィードバック②
第12~13回:歴史地理学に関する論文講読
第14回:総括
第15回:フィードバック
Evaluation Methods and Policy 期末レポート(30%)
平常点:毎回の授業のコメントペーパー、担当課題、巡検レポート(70%) 
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 予習:毎回の授業の課題、自分の担当箇所のレジュメ作成
復習:巡検レポートの作成
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