Law and Social System IIA
Numbering Code | U-HUM31 24306 LJ41 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | From 2nd to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.5 | |
Instructor name | OBATA FUMIKO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 採用内定の取消、病気休職期間満了時に治癒していないことを理由になされた退職扱い、成果主義に基づく賃金減額、名ばかり管理職等の、働くことに関するトラブルをめぐる重要な判決を毎週2件取り上げて、現実に職場で生起する事件とそれに関する法的判断を分析し、雇用社会の在り方について論じる力を涵養する。 | |||
Course Goals |
職場で実際に起きた事件の内容を詳細に知ることにより、雇用社会で生じるトラブルにはどのようなものがあるか、トラブルの芽を摘むためには何が必要かを理解することができる。 それらの事件について裁判所が下した判決・決定を学ぶことにより、法的な紛争解決の方法を理解し、またその課題を考察できる。 |
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Schedule and Contents | 第一:インターネット総合研究所事件・東京地判平20・6・27、第二:宣伝会議事件・東京地判平17・1・28、第三:三洋電機コンシューマエレクトロニクス事件・広島高松江支判平21・5・22、第四:マッキャンエリクソン事件・東京高判平19・2・22、第五:東京海上日動火災保険事件・東京地判平19・3・26、第六:西濃シェンカー事件・東京地判平22・3・18、第七:ネスレ日本事件・最二小判平18・10・6、第八:新日本製鐵事件・東京高判平20・1・24、第九:エーシーニールセン・コーポレーション事件・東京地判平16・3・31、第十:福岡双葉学園事件・最三小判平19・12・18、第十一:協愛事件・大阪高判平22・3・18、第十二:三菱自動車事件・最二小判平19・11・16、第十三:大道工業事件・東京地判平20・3・27、第十四:杉本商事事件・広島高半平19・9・4 第十五:姪浜タクシー事件・福岡地判平19426 の順で取り上げ、各事件で問題とされたテーマにつき関連する裁判例を用いて解説を加えた後、判決を全員で確認し、判決の内容や結論につきディスカッションする。ただし時事問題との関係等により順序等を若干変更することがある。 | |||
Evaluation Methods and Policy | 期末レポートによる。その内容により、評価を行う。素点評価。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 毎回、授業の前に、とりあげる事件を教科書で一読してくること。事実関係の概要は把握しているという前提で授業を進める。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 裁判例が示す労働問題の解決, 小畑史子, (日本労務研究会), ISBN:978-4-88968-091-1 |