Execises in Japanese Philogy and Literature IIIB
Numbering Code | U-HUM32 34266 SJ36 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | 3rd & 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.5 | |
Instructor name | SUDA CHISATO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
安部公房は熱烈なファンを持つ作家である。この授業ではその短編集を取り上げ、皆で分担して読み、作品内容の理解・注釈・先行論文の読解による新たな作品像の構築を目指す。意見交換することによって、お互いの知見を高めていきたい。 なお、前期の日本語学・日本文学演習ⅢAの履修を推奨する。 |
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Course Goals | 自分の担当作品に関して内容の把握が出来、従来の評価や論点を知った上で、自分独自の考えを論理的に述べられるようになること。他の受講生の多様な意見を受け入れ、適宜意見交換をしながらさらに自分の論点を深められること。クラス全体で、重層的に考えを発展していけること。 | |||
Schedule and Contents |
第1回 ガイダンスと安部公房の概説、授業の進め方の説明。受講者各自で教科書から好きな作品を選び、順番を決めて発表していく。発表に際しては、作品のあらすじ、語句の注釈を行った上で、自分独自の論点を文章にまとめ、レジュメとして配布し、30分間で発表する。残りの60分間は、他の受講生との質疑応答や意見交換に費やされる。 第2回 R62号の発明(以下、取り上げる作品によって順番が前後する) 第3回 パニック 第4回 犬 第5回 変形の記録 第6回 死んだ娘が歌った 第7回 盲腸 第8回 棒 第9回 人肉食用反対陳情団と三人の紳士たち 第10回 鍵 第11回 耳の値段 第12回 鏡と呼子 第13回 鉛の卵 第14回 詩人の生涯 第15回 フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | レジュメの内容5割、出席を含めた授業への参加態度5割。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 事前に発表作品を読んでおき、自分で関心ある点は独自に考えをまとめておく。また、気に掛かる点や分からない点はどこか、事前にチェックしておくこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | R62号の発明 鉛の卵, 安部公房, (新潮文庫), ISBN:978-4-10-112109-3 |