Seminary on studies of Japanese Philology and Literature IB
Numbering Code |
U-HUM32 34262 SJ36 U-HUM32 34262 SJ38 U-HUM32 34262 SJ37 |
Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | 3rd & 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.2 | |
Instructor name | SANO HIROSHI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
「詞林采葉抄」(天理本、天明4年藤原貞雄写本)を読む。中世における萬葉集享受にあって和歌の素材化がどのように行われているかを探索する。詞林采葉抄は万葉集の注釈としては異質なものではあるが、作歌目的での万葉集利用を想定した場合に、その項目に対する背景文脈についての認識、証歌の挙げ方に認められる意図を考える。 |
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Course Goals | 詞林采葉抄を通して、中世万葉集享受の一面を俯瞰するとともに、仙覚その他の諸注釈との相違について基本的な知見を得ることを目標とする。 | |||
Schedule and Contents |
1 詞林采葉抄概説 2 周辺の注釈書類について 3 先行研究について 4 演習発表1 巻1の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 5 演習発表2 巻1の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 6 演習発表3 巻2の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 7 演習発表4 巻2の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 8 演習発表5 巻2の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 9 演習発表6 巻2の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 10 演習発表7 巻2の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 11 起源説話と万葉歌の関係について 12 演習発表8 巻3の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 13 演習発表9 巻3の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 14 演習発表10 巻3の中から一項目を選んで分析したところを発表する。 15 今期のまとめと小テスト ※詞林采葉抄の各巻の項目は自由に選択して良いが、すでに発表された項目以外から選ぶこととする。 |
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Evaluation Methods and Policy | 期末のレポート(50%)、授業中の研究発表(30%)、積極的な議論への参加度(20%) | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 演習担当者のレジメを熟読し問題点を整理して、自らの意見をまとめてくること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References |
新校注 萬葉集, 井手至・毛利正守, (和泉書院), もしくは『萬葉集 本文篇』(塙書房)のいずれかを購入のこと。 萬葉事始, 坂本信幸・毛利正守, (和泉書院) 天理本詞林采葉抄については、研究室に複写資料が一部あるので共同で閲覧すること。その他の文献については講義中にも指示をする。 |