Seminar on Japanese History and Culture IB
Numbering Code | U-HUM32 34252 SJ38 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | 3rd & 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.3 | |
Instructor name | YOSHIE TAKASHI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
【日本古代史史料講読―『円珍伝』を読む―】 日本における政治・社会の展開について、歴史的な視点から考察することを念頭に、研究に必要不可欠となる史料の読解力を習得し、同時に研究方法について理解することを目的とする。日本古代史に関する基本史料の読解と、研究内容の発表及び質疑応答を通じて、こうした課題に取り組む。 |
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Course Goals | 日本古代史に関する基本史料について学び、その内容を正確に読解・考察することにより、その時代の政治・社会・文化について検討・説明できるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
この演習は、(1)日本古代史に関する史料読解、(2)研究内容の発表、の2つを行うものであり、両者を通じて、歴史的な視点から研究するための基礎的な知識・技能を身につけることを目的とする。(1)(2)は並行して行うが、おおむね(1)を中心とし、(2)は必要に応じて臨機に実施する。全15回の授業の具体的な進行方法については、受講者と話し合いながら、適宜、決定する。 (1)日本古代史に関する史料読解 延喜2年(902)に三善清行が記したとされる『円珍伝』を取り上げ、刊本と古写本の写真とを照らし合わせながら、その内容を正確に読み解く。受講者それぞれの専門領域に立脚しながら内容に関する詳細な議論を行い、政治史、社会史、思想史、文学史など多角的な視点をもって分析することを目指す。 (2)研究内容の発表 受講者が各自の研究内容を発表し、それに関する質疑応答を行いながら、研究方法の錬磨や研究内容の深化を目指す。 |
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Evaluation Methods and Policy | 発表内容と質疑応答での発言により、平常点で評価する。史料を分担して輪読することや、研究内容を発表することが必要である。素点(100点満点)の絶対評価で評点する。 | |||
Course Requirements | 日本史に関する基礎知識があることが望ましい。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 使用するテキストを第1回の授業時に配布する。各回の輪読個所を読み、予習を行った上で授業に臨むこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 授業中に配布する |