Theory of Socio-Economic System IA

Numbering Code U-HUM31 14134 LJ42
U-HUM31 14134 LJ45
U-HUM31 14134 LJ43
Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 1st to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.3
Instructor name SHIBAYAMA KEITA (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course  グローバリゼーションがもたらす社会経済への変化について、歴史的・理論的に考察する。グローバリゼーションは、最近になって始まったものではなく、歴史上、何度か繰り返されている。とりわけ19世紀末から20世紀初頭にかけては、現在に匹敵する貿易や投資の拡大があったことが確認されている。この時代は同時に、金融危機が頻発した時代であり、国内格差が拡大した時代であり、大国が小国を支配する帝国主義の時代でもあった。この時代と現代の比較を通じて、現代のグローバル化が直面しているさまざまな課題について考えるのが、この講義の目的となる。
Course Goals グローバリゼーションという切り口から現代史を独自に理解し直すと共に、経済学や経済思想についての基礎知識を身につける。
Schedule and Contents 以下の論点を扱う。なお論点毎の回数は固定したものではなく、その時々の受講者の理解度や時事的状況の変化に応じて適宜、変更される。

(1)グローバル化とは何か【3回】
グローバル化は具体的にどのような経緯で進展してきたのか。時事問題を交えて解説する。

(2)グローバル化の歴史比較【4回】
貿易や投資が地球規模で活発になる現象は、歴史的に何度か繰り返されている。過去と比較した場合の、現代のグローバル化の特徴について考える。

(3)国家主権と民主主義【4回】
過去と現在の反グローバル化の動きは、どのような背景で起きたのか。ナショナリズムや保護主義の歴史と、最近のポピュリズム政治の台頭について解説する。

(4)グローバル化と国際政治【3回】
国家間の関係に経済グローバル化はどのような影響を与えているのか。一九世紀の帝国主義、二〇世紀の冷戦の歴史を振り返りつつ、現代のポスト冷戦期の国際秩序の再編について考える。
Evaluation Methods and Policy レポート試験(3000字程度)による。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) レポート作成にあたっては、統計資料の活用と講義中に指示する参考文献の読解が不可欠となる。
References, etc. 出来る限り多くの文献を講義中に紹介する。
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