Design of Cognitive Functions

Numbering Code G-ENG76 57295 LJ46
G-ENG76 57295 LJ30
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language English Day/Period Wed.4
Instructor name UEDA RYUHEI (Kokoro Research Center Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義では、心理過程と生理学的な活動との対応関係を探る研究分野における、主要な方法論-具体的には、神経心理学や脳機能イメージングといった認知神経科学的手法-を解説する。研究手法についての理解を深めた後に、前頭葉機能・記憶・情動・意思決定など、主に社会神経科学(Social Neuroscience)における知見を中心に概説する。これまでに得られている基礎的な知見に加え、発展的・建設的な思考能力を身につけることで、受講者がそれぞれの研究に活かせるようにすることを目的とする。

また本講義では、英語によるTED talksも活用する。第一線の研究者による英語のプレゼンテーションを視聴することで、研究を俯瞰的にとらえると共に、研究を行う上で必要なスキルを意識する機会を提供する。
Course Goals 認知神経科学・社会神経科学の基礎を身につけ、自身の研究に活かせるようにする。
認知神経科学・社会神経科学の研究における発展的・建設的な思考能力を習得する。
Schedule and Contents 初回にオリエンテーションを行う。2週目以降は以下のような内容について授業を行う予定である。

1. オリエンテーション
2. 認知神経科学の研究手法:神経心理学による研究
3. 認知神経科学の研究手法①:fMRI
4. 認知神経科学の研究手法②:その他の脳機能の測定手法
5. 前頭葉機能① :下位領域の区分
6. 前頭葉機能②:機能の評価とこれまでの知見
7. 記憶の神経機構
8. 未来を展望する脳
9. 情動の神経基盤
10. 報酬と意思決定
11. 選好判断のメカニズム
12. 道徳的判断のメカニズム
13. 文化神経科学
14. 発達社会神経科学
15. 講義全体のまとめ及びフィードバック

なお各講義の終盤には、取り扱うトピックに関連する英語のTED talks(http://www.ted.com/talks)を教材として用いる。TED talksでは世界的に著名な研究者による優れた講演が行われており、最新の研究成果・現在のトレンド・英語によるプレゼンテーションの方法など、研究を行うために必要な多くの知識とスキルを学ぶ貴重な機会を提供するものである。
Evaluation Methods and Policy 平常点評価(50%)及びレポート(50%)。
4回以上欠席した場合には単位を認めない。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 初回のオリエンテーション時に、教材として使用するTED talk(http://www.ted.com/talks)についての紹介を行う。予習は必須ではないが、繰り返し視聴することによって、理解を深めること。
Textbooks Textbooks/References 必要に応じて資料を配布する。
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