Physics of Nuclear Many Particle Systems

Numbering Code G-SCI22 53015 LJ57 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name HAGINO KOUICHI (Graduate School of Science Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義では、原子核を陽子・中性子の多体系として解き上げる、核子多体系の物理を取り上げる。まず原子核の基本的性質を概説し、密度や温度を変化させたときの核物質の性質・状態方程式を理解する。次に原子核を構成するための基本的相互作用である核力の性質について概観する。さらに、核子の多体系としての核構造を記述するためにどのような描像があり得るのか、基本的な模型から現代的なアプローチまでを概観し、多様な現象のいくつかを解説する。後半では、最近発展しつつある中性子過剰核の物理をとりあげ、さらに原子核構造の統一的な記述に対する取り組みを紹介する。
Course Goals 原子核の基本的性質を理解する。核力の起源やその性質、特に非中心力の果たす役割を理解する。原子核構造を記述するための種々の描像や模型についての理解を深める。最近の中性子過剰核の物理の発展や、原子核構造の統一的な記述を目指した試みについて触れる。
Schedule and Contents 1. はじめに(原子核の基本的性質)(1 コマ)
2. 核力の起源と基本的な性質(3 コマ)
3. 液滴模型と核物質(1 コマ)
4. シェル模型(レポート問題を含む)と平均場模型(2 コマ)
5. クラスター模型と第一原理計算(2 コマ)
6. 最近の中性子過剰核の物理の最近の進展(3 回)
7. 原子核構造における異なる状態の混合や競合(2 回)
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 関連するセミナーや研究会をアナウンスするので、随時参加し理解を深めることが望ましい。
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