動物福祉実習

Numbering Code G-SCI54 59635 PB69 Year/Term 2022 ・ Intensive, Second semester
Number of Credits 1 Course Type Practical training
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese and English Day/Period Intensive
Instructor name HIRATA SATOSHI (Wildlife Research Center Professor)
Outline and Purpose of the Course 飼育下の動物の動物福祉について、講義と実習によって学ぶ。
動物福祉の向上を図る実践的取組としての環境エンリッチメント、採食エンリッチメント、認知的エンリッチメント、およびこれらの実践と評価のために必要な行動観察や比較認知科学研究の手法について、実習によって習得する。
Course Goals 動物福祉に関してその歴史的背景と意義を理解する。
動物福祉のための各種エンリッチメントの実践活動やその評価のための行動観察および比較認知科学的研究についての基本的手技を習得する。
Schedule and Contents 野生動物研究センター・熊本サンクチュアリにおいて、4日間の集中実習をおこなうことを予定するが、新型コロナ感染症の状況によっては別の場所で実施する(履修登録者に事前に通知する)。
飼育下の動物の動物福祉に関して、その歴史的背景と意義を講義により解説する。
さらに、熊本サンクチュアリにおいて、教職員および研究員がおこなっているチンパンジーとボノボを対象とした各種エンリッチメント活動に参加する。こうした活動を通して、環境エンリッチメント、採食エンリッチメント、認知的エンリッチメントを実践するための基本的手技、さらに動物福祉を科学的に評価するために必要な行動観察と比較認知科学の基本的手法について教授する。具体的な実施予定は以下のとおりである。
1日目:概要の講義
2日目:エンリッチメント活動についての概説と活動計画作り
3日目:エンリッチメント活動の実践と行動調査による評価
4日目:成果の取りまとめと総合討論
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) あらかじめ、関連URLに挙げたウェブサイトをみておくこと。参考書についても読んでおくことが望ましい。
References, etc. 仲間とかかわる心の進化-チンパンジーの社会的知性, 平田聡, (岩波書店), ISBN:4000296140
Related URL http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/link.html
http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/kumasan/
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