Special Lecture on Biological Science 7

Numbering Code G-SCI55 99911 LJ68 Year/Term 2022 ・ Intensive, year-round
Number of Credits 1 Course Type special lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name KOBAYASHI TETSUYA (Part-time Lecturer)
TAKADA SHOUJI (Graduate School of Science Professor)
Outline and Purpose of the Course 生命現象を他の物理系と隔てる性質の一つとして、自己複製、変異、そして自然選択を経て、物理的に非典型的な状態が成立・維持されていることがあげられる。より大雑把に表現すれば、非生物系のシステムと比べて生命システムは「何らかの意味」でよくできているように見える。生命現象の理解には生物の「よくできている」側面を捉える理論が必要である。本講義では、そのような理論について概説する。特に生体の情報処理や進化、また物理化学と結びつく反応構造に関する各種トピックを取り上げる予定である。
Course Goals (1) 生体を形作る反応系からどのように特定の機能性が現れるのかを理解する
(2) 生体がよくできている側面を捉える理論とそのロジックを理解する
(3) 進化と生体システムの関係を理解する。
Schedule and Contents [1] イントロダクションと細胞現象のモデリング:基礎(前提知識の共有)
[2] 細胞の機能のロバスト性:化学走性と完全適応現象
[3] 細胞の機能のロバスト性:細胞内分子ゆらぎと絶対濃度補償性
[4] 細胞の情報処理:化学走性情報処理とその最適性
[5] 細胞の情報処理:細胞集団による多元混合化学情報処理と学習理論
[6] 細胞の進化と自己複製:細胞の多様性形成を環境適応
[7] 細胞の進化と自己複製:細胞の自己複製と増殖・成長則
[8] 上記に関係するその他の理論的トピック
取り上げる内容は、受講生の背景などを考慮して適時修正をする可能性がある。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 主に教科書に載っていない項目を解説するため、予習の必要はない。
References, etc. 以下URLに関係する参考書をまとめてある。
Related URL https://zenn.dev/crmind/articles/abb58abcf73517
https://zenn.dev/crmind/articles/fc9357ddef9856
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