Special Lecture on Biological Science 1

Numbering Code G-SCI55 99905 LJ68 Year/Term 2022 ・ Intensive, year-round
Number of Credits 1 Course Type special lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name MORISAKA TADAMICHI (Part-time Lecturer)
NAKAMURA MICHIO (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course ハクジラ類の行動と生態
Behavior and Ecology of Odontocetes (Toothed Whales)

ハクジラ類は、水中に完全に適応した哺乳類でありながら、その社会の複雑さやそれを維持する多様な行動など、私たちヒトを含む霊長類と比較すると面白い分類群である。本講義では、鯨類の生態・社会・行動などについての研究の最前線を,実際の調査の様子や分析方法などもあわせながら紹介する。さらに3つの具体的なトピックの紹介を通じて、研究におけるレビューの仕方、人間と野生動物の競合や共生の問題、目前で起こっている不思議な現象をどのように科学的に扱うのか、などの点について実践的に考える。
Course Goals ヒトを含む分類群である霊長類を相対化するという視点からハクジラ類の行動や生態についての概要を学ぶ。また、特定の分類群だけに限ることなく、野生や飼育下の動物を対象とした研究の進め方や方法論について理解を深める。
Schedule and Contents 以下のテーマについて、2日間の講義を行う。時間配分は理解の進度を見ながら決定する。

・鯨類の基礎的な生態の概観
・ハクジラ類の多様な社会形態
・ハクジラ類の社会行動
・鯨類の調査手法
・トピック紹介1:ハクジラ類の音響進化
・トピック紹介2:尾鷲に現れた1頭のイルカをめぐって
・トピック紹介3:レアな行動を見つけたら(あくび・夢精)
Course Requirements 特になし
Study outside of Class (preparation and review) 講義後に復習が必要。
References, etc. 関連の文献は必要に応じて講義の中で紹介する。
PAGE TOP