Practice in Vertebrate Paleontology

Numbering Code G-SCI32 76067 PJ58 Year/Term 2022 ・ Irregular, year-round
Number of Credits 2 Course Type Practical training
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name MATSUOKA HIROSHIGE (Graduate School of Science Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 脊椎動物の化石は通常、全身がそろって発見されることはまれで、各部位が単離して発見される。この点で軟体動物など無脊椎動物を扱うのとは違った、発掘・クリーニングと補修の技術、あるいは部位ごとの形態観察や計測法が必要になる。そうしたテクニックを習得するため、フィールドでの観察や標本を活用したトレーニングを行う。また、骨格・歯その他比較標本の作成法を学びながら、動物の機能形態について、詳細な筋解剖を通して知識を深める。さらに、脊椎動物は博物館等教育施設においてもしばしば重要な位置を占める動物であることにかんがみ、児童・生徒に対する古脊椎動物学のアウトリーチ活動に参加し、学習内容の実践に取り組む。
Course Goals ・骨や歯の化石を地層中から識別する目を養い、それを確実に剖出し、研究材料に高める諸技術を習得する。
・現生動物の解剖を通して、骨の形態と運動(筋群)との関係を把握する。
・学習内容を正しく人に伝えるサイエンスコミュニケーション力を身につける。
Schedule and Contents 数日程度の巡検を含め、随時行う実習により、以下のような内容について習得する。
1) 脊椎動物化石包含層の堆積環境推定とタフォノミーの記載
2) 化石の発掘・クリーニングテクニック
4) 現生骨格標本との比較に基づく、化石の大まかな同定
5) フィールドでのレプリカ作成法
6) 脊椎動物の骨格の理解と標本作成法
7) 微細組織の観察
8) 細密レプリカ作成法
9) 標本のマネージメントと利用法の実践
Course Requirements 特にないが、演習内容の性質上(特に解剖関係の内容では)期日を事前に設定できず、突然のように呼び出しをかけることが頻繁に生じると思われる。また作業時間は不定である。フレキシブルな受講参加ができないものは、履修を断ることがある。
「古脊椎動物学特論」開講時にあわせてガイダンスを行うので、受講希望者は参加すること。
Study outside of Class (preparation and review) 実習したことは、毎回レポートを作成し提出してもらう。予習の必要はない。
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