Special Lecture on Geophysics 4

Numbering Code G-SCI31 95188 LJ58 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 1 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name GESHI NOBUO (Part-time Lecturer)
OOKURA TAKAHIRO (Graduate School of Science Professor)
Outline and Purpose of the Course  火山活動を駆動するマグマの蓄積・上昇過程を理解するための基本的な知識を講義する。本講義では、マグマと母岩の力学的な挙動を力学法則に従って解説し、実際の火山活動においてマグマの蓄積・移動・噴出現象について実際の事例を紹介する.さらに、それらの相互作用の結果としての様々な噴火現象について紹介し、地上からの物理学的観測で検知される様々な現象と、それを引き起こす地下におけるマグマの挙動との関係について理解する。
Course Goals 地殻内部におけるマグマの蓄積・移動・上昇過程を理解し、実際の噴火時に発生する様々な現象を理解するための基礎的な知識を取得する。
Schedule and Contents 以下の項目について、それぞれ2から3時間程度の講義を行う。
1)岩石の変形と破壊に関する力学
地下の岩盤内部にマグマの貯留や移動のための空間を形成する力学的プロセスを概観する。岩石の変形、破壊プロセスについての基礎的な力学を説明する。
2)マグマの物性
マグマの物性について、化学組成・結晶度などとそれに関連するマグマの力学的挙動について基礎的な知識を概観する。
3)火山の地下構造とマグマ供給システム
火山へマグマを供給するマグマ溜まり・火道の構造やその形成プロセスについて紹介する。
4)噴火活動の多様性
マグマと地盤との力学的相互作用の結果としての噴火現象の多様性について紹介する。特に、岩盤やマグマ溜まりの破壊を伴う割れ目噴火やカルデラ形成噴火についてそのプロセスを紹介する。
5)噴火活動の時間推移
マグマと地殻岩石との相互作用による噴火の進展とそれによる噴火推移について、実際の事例に基づきそのバリエーションを紹介するとともに、噴火推移のパターンとそれを支配する地下のマグマの挙動について紹介する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 特に指定しない
Textbooks Textbooks/References 特になし。資料を配布する。
References, etc. 特になし。
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