Seminar on Quantum Optics & Laser Physics B
Numbering Code | G-SCI21 62048 SJ57 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | Master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | |
Instructor name |
TAKAHASHI YOSHIROU (Graduate School of Science Professor) TAKASU YOUSUKE (Graduate School of Science Associate Professor) Taie Shintaro (Graduate School of Science Program-Specific Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
近年、光や原子の量子状態の制御は極めて高度なレベルに達していて、様々な興味深い研究が行われている。本ゼミナールでは、希薄原子気体のボース・アインシュタイン凝縮やフェルミ縮退の物性研究、特に光格子中の冷却原子を用いた量子シミュレーションとその量子情報への応用、などについて、実験技術を含めた最先端の研究成果に関して、討論形式のゼミを行う。この研究テーマに関連する世界的な研究動向を把握し、研究の基礎力を形成することを目指す。 |
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Course Goals | 希薄原子気体のボース・アインシュタイン凝縮やフェルミ縮退の物性研究、特に光格子中の冷却原子を用いた量子シミュレーションとその量子情報への応用、などについて研究動向を把握し、先行研究を批判的に読み込むことができる。オリジナリティの高い研究テーマを追求できる実験的および理論的なセンスや技術等、研究を遂行する上で必要な力量を身に付ける。 | ||
Schedule and Contents |
ゼミナール形式の授業を行う。進め方は、受講者の背景や理解の状況に応じて、理解の程度を確認しながら適切に決める。 以下のような授業計画で、討論形式のゼミを行う。具体的内容は随時指示する。 第1回 イントロダクション アルカリ原子やイッテルビウム原子のボース・アインシュタイン凝縮体などを用いた光格子中での量子相転移,量子気体顕微鏡,多成分量子縮退気体の研究や,量子情報や基礎物理学への応用を念頭においた研究など、最先端の実験テーマについての概要を説明する。基本的な概説書・注釈書などを紹介し、ゼミナールの進め方と準備・発表の方法を周知する。また、受講者の担当部分を決定する。 第2回~第14回 討論形式のゼミナール 希薄原子気体のボース・アインシュタイン凝縮やフェルミ縮退の物性研究、特に光格子中の冷却原子を用いた量子シミュレーションとその量子情報への応用、などについて、最先端の研究に関する基本的教科書、解説書、または論文等を輪講する。 光学の基礎,レーザー光と原子との相互作用やレーザー冷却,希薄原子気体のBEC、量子計算、光格子中の冷却原子,などに関する基本的事項の学習も適宜含める。 第15回 フィードバック これまでに学習した内容に関して、フィードバックを行う。フィードバック方法は別途連絡する。 |
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Course Requirements | 量子力学の知識があること。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
輪講に用いるテキスト等を事前に学習することが前提である。担当部分は、出席者への追加資料などを準備して発表することが望ましい。 ゼミの進め方については適宜、指示をして、受講者が予習および復習できるように十分に配慮する。 |
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Related URL | http://yagura.scphys.kyoto-u.ac.jp/under.html |