Seminar on Quantum Properties of Solids A
Numbering Code | G-SCI21 62039 SB57 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese and English | Day/Period | ||
Instructor name |
ISHIDA KENJI (Graduate School of Science Professor) YONEZAWA SHINGO (Graduate School of Science Associate Professor) KITAGAWA SHUNSAKU (Graduate School of Science Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 固体電子系における強い相関の効果や量子凝縮現象についての理解を深めるため、超伝導・磁性などに関する教科書・レヴュー論文等の講読と研究討論を行う。 | |||
Course Goals | 固体電子系研究における基礎概念を理解し、特に相関効果や量子凝縮現象に関する高度な専門知識を得ることで、最新の研究に取り組むための十分な前提知識を獲得する。また、高度な内容を効果的に説明できる能力、および、発表者でない場合に質問して意見を述べられる能力を身につける。 | |||
Schedule and Contents |
【1回目: オリエンテーション】 ゼミナールで扱う文献を決定する。発表の担当部分を決定する。また、発表の方法や発表資料の作成に関して説明する。 【2回目-15回目: テキストの輪読】 固体電子系に関するテキストを輪読する。毎週1-3名程度の発表担当者が、それぞれの担当部分の内容やそれに関する発展的な話題を黒板やパワーポイントを使って説明し、参加者全員で討議を行う。 |
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Course Requirements |
量子力学、統計力学、熱力学、電磁気学等に関しての知識を持っていること。 固体量子物性研究室に属していない学生の参加も歓迎する。 |
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Study outside of Class (preparation and review) |
発表の有無に関わらず、輪読に用いるテキストの事前の予習が必要である。 特に、発表担当者に関しては、効果的な説明をするために十分な予習と配布試料の準備が必須である。教科書そのままを解説するのではなく、十分教科書の内容をかみ砕いたうえで自分なりに工夫した説明をすることが望まれる。また、その内容に関する発展的な話題等を積極的に調べて紹介することも推奨される。 さらに、各自授業で議論した内容の復習も行い、疑問点があれば次回に確認すること。 |
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Textbooks | Textbooks/References |
教科書については、授業中に指示する。 参考までに、近年扱った教科書を挙げる: ○ A. J. Leggett,「Quantum Liquids」(Oxford University Press, 2006). ○ A. A. アブリコソフ,「金属物理学の基礎」(吉岡書店, 1994). ○ 家泰弘,「超伝導」(朝倉書店, 2005). ○ 永宮健夫,「磁性の理論」(吉岡書店, 1992). ○ S. Blundell, 「Magnetism in Condensed Matter」(Oxford University Press, 2001). ○ Y. Ando, 「Topological Insulator Materials」J. Phys. Soc. Jpn. 82, 102001 (2013). ○ A. J. Leggett, 「Fermi液体・非等方的超流動体・液体3Heの新しい相についてI」 物性研究 22, 275(1974). ○ J. F. Annett 「Superconductivity, Superfluids and Condensates」(Oxford University Press 2004). ○ 斯波弘行,「固体の電子論」(丸善 1996 / 和光システム研究所 2010). ○ 山田一雄, 大見哲巨, 「超流動」(培風館 1995). 〇 P.A. Cox, 「Transition Metal Oxides」(Oxford University Press, 2010). 〇 犬井鉄郎他,「応用群論 - 群表現と物理学」(増補版(第5版), 裳華房, 1980). 〇 野村健太郎,「トポロジカル絶縁体・超伝導体」(丸善, 2016). 〇 楠瀬博明,「スピンと軌道の電子論」(講談社, 2019) |