クリティカルケア看護学高度実践実習III

Numbering Code G-MED22 5M334 PJ94 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 4 Course Type Practical training
Target Year 2nd year master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name SAKAKI YURI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 専門門看護師のコーチングを受けながら、クリティカル期や周術期にある患者・家族が抱える複雑な健康問題に対する専門看護師の役割を遂行することにより、解決を図る。ICU・救命救急など自身の関心領域におけるクリティカルな状況の患者・家族に対して、コンサルテーション・コーディネーション・倫理調整・教育の必要性とあり方、高度実践看護師の役割について探求する。
Course Goals クリティカルケアを必要とする患者に対する直接的な看護実践において、専門的知識、研究や理論の臨床応用を含むクリティカルシンキング、臨床判断(clinical judgment)能力を高める。また、科学的根拠に基づいたケアを他の専門職者と協同して実践できる能力を育成する。さらに、倫理的問題に対する患者、看護師への対処法を考察する。
Schedule and Contents <実習目標>
1クリティカルならびにポストクリティカル状況にある患者と家族の権利を擁護し人間の尊厳を守り倫理的問題に対して専門職として求められる意思決定について判断能力を養う。
2クリティカルな状況にある患者と家族に対して、ケアを行う看護師のケア困難感を理解し患者アウトカムの向上と看護師の能力を向上するためのコンサルテーションを行う。
3医療職者間の対立の解決やチーム医療を推進するためのコーディネーションを実践する。
4クリティカルな状況における倫理問題や倫理的ジレンマを解決する倫理調整を実践する。
5患者ケアの向上のためのシステムを構築していくためのチェンジエージェントとしての役割を考察する
<実習方法>
・高度医療の場において高度なアセスメント、実践力の修得、専門看護師の役割などの内容を網羅し実習計画を作成し2施設4週間の実習を行う。
・重症・集中治療をうける患者と家族に対して、治療への反応に関する高度なアセスメントを踏まえた実践を行う。
・専門看護師の高度実践、リフレクションにより自己の実践力を学ぶ。
・専門看護師、指導教員と共に高度看護実践について評価・検討会を行う
・実習を通してクリティカルケア看護における高度実践看護師としての自己の課題を明確にする。実習4単位60回分(120時間)
<実習期間>
7月~8月
<実習施設>
①大阪市総合医療センター:ER/外傷センター、集中治療センター
②兵庫医科大学病院:ICU 救命救急センター、心臓血管外科外来、循環器病棟
③京都大学医学部附属病院:救急・ICU、CCU、SCU
<実習指者>
指導教員:
臨地実習担当者:①植村桜 (急性・重症患者看護専門看護師)
        ②山岡綾子  (急性・重症患者看護専門看護師)
        ③宇都宮明美(急性・重症患者看護専門看護師)
Evaluation Methods and Policy 実習出席、実習への取り組み・態度、実習記録、事前学習レポート、ケースレポート(2-3例程度)、討議内容を総合して評価する。
評価配分は、実習出席、実習への取り組み・態度実習を20%、実習記録、事前学習レポートを30%、ケースレポートを30%、討議内容等を20%とし、総合的に判断する。
成績は、極めて優れている/Outstanding(96~100点)、特に優れてい る/Excellent(85~95点)、優れている/Good(75~84点)、合格基準に達し ており、学習の効果が認められる/Fair(65~74点)、合格基準に達し ているが、更なる努力が求められる。/Pass(60~64点)、不合格。/Fail(0~59点)の6段階で評価を行う。
Course Requirements クリティカルケア看護学高度実践特論Ⅰ~Ⅲ、クリティカルケア看護学高度実践演習1~Ⅳを修了していること
Study outside of Class (preparation and review) 演習Ⅳの復習をしておくこと。HamricのAPN、CCNSのシナジーモデルを熟読しておくこと。実習終了後は専門看護師のコンピテンシーについて考察する。
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