精神看護学特論
Numbering Code | G-MED22 5M350 LJ94 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | 1st year master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.3 |
Instructor name | Not fixed (Kyoto University) | ||
Outline and Purpose of the Course |
精神看護実践の基盤となる精神保健医療福祉の歴史的変遷、法律・制度、精神医療政策の動向について知識を深めるとともに、今日の精神的健康諸課題と進むべき方向性における看護の役割について探求する。この学習を通じて、精神看護の専門性と倫理について考察する。 これを学ぶことによって、精神障がい者と精神看護学専門領域における関心分野に関する包括的な知識を習得し、かつ研究課題を絞り込んでいく研究能力を習得できる。 |
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Course Goals |
1)精神障がい者を取り巻く状況を歴史・社会文化・心理学など包括的な観点から理解し、現行の精神保健医療福祉領域の法・制度と精神政策医療の動向を踏まえ、精神保健医療福祉の現状と進むべき方向について理解することができる。 2)精神看護学専門領域における関心分野の検討課題について、その社会的心理的背景要因・我が国の法制度・ヘルスケアシステムの現状など多角的に探究し、看護の専門性と倫理について考察す る。 3)関心分野の検討課題について諸外国における研究動向や取り組みの実際など国際比較を試みることにより、より効果的な看護支援を導き出し活用する能力を高める。 |
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Schedule and Contents |
第1-5回 ガイダンス、自己学習課題の設定、 我が国の精神医療の歴史的変遷と人権・倫理 精神保健福祉法と精神保健の改革ビジョン 障がい者総合支援法 精神保健医療福祉政策の動向 第6-10回 精神保健医療福祉領域の課題の現状と看護の実際 社会の中の精神疾患 精神科医療と政策課題 精神障害者の社会参加と地域生活支援システム 精神看護の実際・精神看護の対象と看護の役割 精神科CNS活動の実際 脳科学からみた心 精神看護の専門性とその課題 第11回-14回 国際的精神保健医療福祉の動向と看護の実際 WHOの提言と国際的精神保健福祉の潮流 諸外国の精神保健医療福祉の課題と取り組み 第15回 まとめ・フィードバック *講義、各院生の自己学習課題に基づく文献レビューとプレゼンテーションによる討議セミナー形式で進行する。 *フィードバック方法は別途連絡する。 |
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Evaluation Methods and Policy | レポート20%、プレゼンテーション40%、平常点(出席・授業中の発言状況)40%による総合評価 | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 発表者は自己学習課題について調べて整理しておくこと |