精神看護学高度実践実習I

Numbering Code G-MED22 5M343 PJ94 Year/Term 2022 ・ Year-round
Number of Credits 1 Course Type Practical training
Target Year 1st year master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name SUGAWARA NORIKO (Graduate School of Medicine Assistant Professor)
YAMANOUCHI TOMOKO (Graduate School of Medicine Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 精神看護の高度実践を要する現場の課題を踏まえ、精神看護における専門看護師の実践、コンサルテーション、調整、倫理調整、教育、研究についての役割を概観し、それぞれの役割機能と専門看護師として求められる姿勢について理解を深める。精神看護専門看護師としての高度看護実践能力の基盤形成を行う。
Course Goals 1.精神看護専門看護師が活動する現場の特性、対象者の概要、多職種協働状況などを把握し、精神看護の高度実践を要する現場の課題や専門看護師へのニーズを分析することができる。

2.精神看護専門看護師の活動に同行して学んだ精神看護専門看護師の役割と機能(実践、教育、相談、調整、研究、倫理調整)および求められる姿勢について、現場の課題や精神看護専門看護師へのニーズとの関連性から説明することができる。

3.精神看護専門看護師としての高度看護実践能力を形成するにあたって、現時点での自己の課題を明確にすることができる。
Schedule and Contents 実習場所:精神専門看護師が所属する医療施設(一般財団法人 ハートランドしぎさん)での実習45時間
実習期間:1週間(但し、半日実習の場合は2週間行う)  1回生前期7~8月  
 
1.事前学習
・これまでの講義と演習における知識を統合し、精神専門看護師の機能と役割を効果的に習得できるように事前レポートを作成する。
・実習計画書に沿って、目的が達成されるように、実習記録用紙を作成する。
2.実習内容
・実習施設にてオリエンテーションを受け、実習施設の特性、対象者の概要、実習施設におけるCNSの位置づけと役割について情報収集を行う。
・精神専門看護師に同行し、役割と機能(実践、教育、相談、調整、研究、倫理調整)について参加観察する。
・チームアプローチの中で精神専門看護師がかかわる精神科診断・治療、多職種との協働場面を参加観察する。
・専門看護師および多職種への聞き取りを通じて、実習施設における課題と精神専門看護師へのニーズを把握する。
・学生は精神専門看護師・実習指導者および指導教員から定期的にスーパービジョンを受ける。
3.カンファレンス
カンファレンスは学生主体で実施する。学生は参加観察によって理解した内容、専門看護師の活動の意図・方法について、実習指導者から毎日カンファレンスを通じて指導を受け、理解を深める。実習最終日、また必要に応じてカンファレンス日を追加設定し、実習指導者や指導教員とともに、実習の総括、達成度、今後の課題についてのカンファレンスを行う。
4.実習内容の記録
実習日ごとに、作成した記録用紙に実習した内容と考察を整理してまとめておく。
5.課題レポート
①高度看護実践現場における課題と専門看護師の役割・機能について、内容を分析した後に、関連する文献等を活用して科学的根拠をもって考察し記述する。
②①をふまえて現時点での自己の課題について考察する。

指導教員は事前学習、適宜実習施設を訪れてカンファレンス等の機会、課題レポート等総合な実習プロセスの指導を担当する。
非常勤講師である精神専門看護師が実習内容に関する主たる指導を担当する。
Evaluation Methods and Policy 事前学習レポート、実習平常点(出席状況、カンファレンスでのディスカッション内容、実習への取り組み)、実習記録、課題レポート、実習指導者による実習到達度評価を総合して行う。
Course Requirements 高度実践研究者養成プログラム専門看護師課程:精神看護学を専攻している者であること。
Study outside of Class (preparation and review) 実習前に精神科における専門看護師の役割・機能について講義演習を統合して学んだ知見を整理し、レポート作成しておく。同時に実習計画書を作成する。

実習後には、文献で認識した専門看護師の役割機能と実際との相違点について科学的に考察し、今後の自己の学習課題について課題レポートを作成する。
References, etc. 学生自身で検索し活用する。
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