慢性看護学実習III
Numbering Code | G-MED22 5M320 PJ94 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 4 | Course Type | Practical training |
Target Year | 2nd year master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | |
Instructor name |
NIN KAZUKO (Graduate School of Medicine Professor) FURUTANI KAZUNORI (Graduate School of Medicine Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 慢性病および生活習慣病の予防、症状緩和およびセルフマネジメントに関する看護実践能力を高める。さらに、専門看護師の6つの役割(実践、教育、相談、調整、研究、倫理)を機能させることによって、慢性病者とその家族を中心とした看護師、医師、薬剤師などの他職種パートナーシップを促進し、慢性病者の健康に貢献し、生活の質を高める高度な看護実践能力を修得する。慢性看護学実習Ⅲでは、医療機関において1人の慢性病者を受け持ち、慢性病および生活習慣病の予防、症状緩和およびセルフマネジメントに関する看護実践能力を高める。また、慢性疾患看護専門看護師に求められる実践・教育・相談・調整・研究・倫理の役割を統合して高度な看護実践を発揮できる基本的能力を修得する | ||
Course Goals |
1.慢性疾患看護専門看護師として求められる実践に関する能力を修得する。 2.医学的評価・判断に基づく薬物療法に関わる実践の基本的能力を修得する。 3.医学的評価・判断に基づく医療処置に関わる実践の基本的能力を修得する。 4.慢性疾患看護専門看護師として求められる教育に関する能力を修得する。 5.慢性疾患看護専門看護師として求められる相談に関する能力を修得する。 6.慢性疾患看護専門看護師として求められる調整に関する能力を修得する。 7.慢性疾患看護専門看護師として求められる倫理に関する能力を修得する。 8.最新のエビデンスに基づいた看護ケアを実施し、必要な看護方法の導入について検討できる。 9.実習における高度な看護実践のケースレポートを事例研究の手法により作成できる。 |
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Schedule and Contents |
1.慢性病者の症状緩和、疾患管理およびセルフマネジメントに関する専門的な 看護実践を通して、慢性疾患看護専門看護師として求められる実践に関する 能力を修得する。 2.受け持ち患者を通して、基本的な医学的処置・判断に基づく薬物療法に関わる 実践能力を修得する。 3.受け持ち患者を通して、基本的な医学的処置・判断に基づく医療処置に関わる 実践能力を修得する。 4.慢性病者を支える医療者に対する教育に主体的に関わり、慢性疾患看護専門看護師 として求められる相談に関する能力を修得する。 5.慢性病者を支える医療者に関する調整的課題の抽出と調整過程に主体的に関わり、 慢性疾患看護専門看護師として求められる調整に関する能力を修得する。 6.慢性病者とその家族の尊厳を護るための倫理的課題の抽出とその調整過程に主体的に関わり、 慢性疾患看護専門看護師として求められる倫理に関する能力を修得する。 7.患者や家族に必要な最新のエビデンスに基づいた看護ケアを実施し、 さらに必要な看護方法の導入について検討する。 8.受け持ち患者の退院後の初回外来に患者と面談し、自ら展開した看護過程について評価する。 9.まとめ 1)実習の成果についてプレゼンテーションする。 2)受け持ち患者に展開した看護実践について、慢性疾患看護専門看護師の役割の観点から 討議する。 3)実習における高度な看護実践のケースレポートを事例研究の手法により作成する。 慢性疾患看護専門看護師の指導のもと1~9の内容を病院実習(120時間) 実習場所は医学部附属病院の専門領域に関連する診療科。実習実習期間は6~7月の4週間。 |
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Evaluation Methods and Policy | 実習内容50%、討議20%、レポート30%を総合して評価する。 | ||
Course Requirements | 慢性看護学実習ⅠおよびⅡを履修していること。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 事前課題は、慢性看護学実習Ⅰ・Ⅱでの振り返りをもとに、医療機関における慢性病および生活習慣病の予防、症状緩和およびセルフマネジメントに関する看護実践能力、慢性疾患看護専門看護師に求められる実践・教育・相談・調整・倫理調整・研究の役割を統合して高度な看護実践を発揮できる基本的能力を修得することを考え、実習計画書を作成する。事後課題は、実習での学びを振り返り、実習記録をまとめる。 | ||
References, etc. | 高度実践看護-統合的アプローチ 第5版, 中村美鈴,江川幸二訳(2017) |