慢性看護学特論VI

Numbering Code G-MED22 5M316 LJ94 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 1st year master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.1・2
Instructor name NIN KAZUKO (Graduate School of Medicine Professor)
TAMURA KEIKO (Graduate School of Medicine Professor)
Tsuneto Satoru (Graduate School of Medicine Professor)
AOYAMA TOMOKI (Graduate School of Medicine Professor)
TANIMUKAI HITOSHI (Graduate School of Medicine Associate Professor)
FURUTANI KAZUNORI (Graduate School of Medicine Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 様々な変化する時期(発症予防~エンド・オブ・ライフ期)に対応した、慢性の病いとともに生きる人とその家族に対する支援技術について、クロニックイルネスの概念に基づいて探求する。
Course Goals 1.慢性病の予防期における支援技術が理解できる。
2.慢性病をもつ人の慢性期における支援技術が理解できる。
3.慢性病をもつ人の急性増悪期における支援技術が理解できる。
4.慢性病をもつ人のリハビリテーション期における支援技術が理解できる。
5.慢性病をもつ人のエンド・オブ・ライフ期における支援技術が理解できる。
Schedule and Contents 第1回 慢性の病いとともに生きる人とその家族を支える支援技術について 【任,古谷】
 ・クロニックイルネスの概念を支援技術に反映させる意義について説明する
 ・慢性の病いとともに生きる人とその家族を支援するための技術には、
  病いの語りやQOLの概念が反映されることについて説明する
 ・慢性疾患の病みの軌跡にもとづいて、事例を呈示し、その軌跡を支えるための、
  予防期・慢性期・ 急性増悪期・リハビリテーション期・エンド・オブ・ライフ期
  の支援技術について、説明する
 ・慢性看護学特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳで学んだ理論や概念について振り返り、
  それぞれの時期の支援に おける活用について考える
第2回 様々な変化する時期に対応した、慢性の病いとともに生きる人とその家族に
   対する支援技術について 【任,古谷】
 ・クロニックイルネスの概念をふまえ、様々な変化する時期に対応した諸理論を
  活用した支援技術について学ぶ
 ・事例においては、慢性看護学特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳで学習した諸理論を参照する
    1)予防期における支援技術について、文献や事例をもとに検討する
     (1)生活習慣病を中心に予防期にある人の患者教育
第3回  (2)学生の関心領域の慢性病の予防期にある人の患者教育 【任,古谷,非常勤講師】
第4回  2)学生の関心領域の慢性病をもつ人の慢性期における支援技術について、
      事例をもとに検討する 【古谷】
     (1)合併症予防のための支援技術
第5回  (2)服薬管理・食事管理における支援技術 【古谷】
第6回  3)学生の関心領域の慢性病をもつ人の急性増悪期における支援技術について、
事例をもとに検討する 【古谷】
第7回 (3)危機への対応の実際:危機モデルにもとづいた検討 【古谷】
第8回 4)リハビリテーション期における支援技術:
脳卒中・神経難病を中心に検討する【医師:青山朋樹】
    (1)身体的リハビリテーションに関する諸理論
第9回 (2)日常生活活動の維持、向上に関する支援技術 【医師:青山朋樹】
第10回 (3)リハビリテーション看護の実際:事例をもとに検討 【古谷】
第11回 5)エンド・オブ・ライフ期における支援技術について、
文献や事例をもとに検討する
    (1)症状マネジメント① 身体面の症状緩和【任、医師:恒藤暁】
第12回 (2)症状マネジメント② 精神面の症状緩和【任、医師:谷向仁】
第13回 (3)アドボカシーおよび意思決定に関する支援技術【CNS:田村恵子】
第14回 (4)学生の関心領域の慢性病をもつ人のエンド・オブ・ライフ期における【任】
第15回 まとめ:慢性の病いとともに生きる人とその家族を支える支援技術について、
        これまでの学修をふまえて討議する【任,古谷】
討議内容:       
・クロニックイルネスの概念を支援技術に反映させる意義について
・病いの語りやQOLの概念が支援技術に反映されるとはどういうことか
・各時期において、慢性看護学特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳで学んだ理論や概念がどのように活用されるか
 最後に、討議内容に基づき教員より学生にフィードバックを行う
Evaluation Methods and Policy 授業における出席・参加状況(60%)と課題レポート(40%)にて評価を行う。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 事前課題は、ガイダンスで提示する授業内容の文献を精読し、自己の考えをまとめ、プレゼンテーションや討議の準備をしておく。事後課題は、授業内容を十分復習しておく。
References, etc. クロニックイルネス-人と病いの新たなかかわり, 黒江ゆり子監訳(2000), (医学書院), 原版:.Lubkin, PD Larson: Chronic illness(2002)
慢性疾患の病みの軌跡, 黒江ゆり子他訳(1995), 原版:Pierre Woog(Ed.):THE CHRONIC ILLNESS TRAJECTORY FRAEWORK-The Corbin and Strauss Nursing Model(1992)
病いの語り-慢性の病をめぐる臨床人類学, 江口他訳(1996), 原版:Kleinman,Arthur(1988): The Illness Narratives, Suffering Healing, and the Human Condition,
死生学とQOL, 藤井美和(2015), (関西学院大学出版会)
看護における危機理論・危機介入―フィンク/コーン/アグィレラ/ムース/家族の危機モデル, 小島操子
慢性看護学特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳで使用した文献
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