がん看護学特論II

Numbering Code G-MED22 5M299 LJ94 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 1st year master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name TAMURA KEIKO (Graduate School of Medicine Professor)
IZAWA TOMOKO (Graduate School of Medicine Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 概要:がん医療における専門看護師の役割・機能を遂行するために、がん患者と家族への看護において基盤となる主要理論および概念について学び、高度な看護実践のための実践と研究への適用について検討する。がん看護における看護介入モデルの概念・構造について学び、その開発について検討する。

目的:がん患者と家族への看護の基盤となる主要理論および概念について探求すると共に、がん医療における専門看護師の実践および研究への適用について検討する。がん看護介入モデルの開発について探求する。
Course Goals 1. がん看護の基盤となる看護の概念モデルについて理解し、説明する。
2. がん患者と家族への看護の基盤となる主要な理論・概念について説明する。
3. がん患者と家族への看護における主要な理論・概念について、実践および研究への適用を検討する。
4. がん看護における看護介入モデルの概念・構造について理解し、実践および研究における適用を検討する。
Schedule and Contents 第1回 オリエンテーション、看護モデルの分析と評価 (田村)
 ・オリエンテーション:本講義の概要・目的、目標、進め方などについての説明
 ・概念と理論、看護の概念モデルの分析と評価
第2回 がん看護介入モデル (田村)
 ・がん看護における看護介入モデルの概念と構造、看護介入モデルの分析
第3回~14回 (田村、井沢)
学生は、下記に示す中範囲理論と概念について①理論や概念の概説、②理論や概念を用いたがん看護領域に関する介入研究論文のクリティーク、の2つの観点からまとめてプレゼンテーションを行う。その後プレゼンテーションを踏まえて、がん看護における実践や研究への適用について討議する。
第3回 セルフケア理論
第4・5回 ストレス・コーピング理論 
第6回 危機理論
第7回 病気の不確かさ理論
第8回 自己概念 自尊感情 ボディーイメージ 
第9回 喪失・悲嘆
第10回 エンパワーメント
第11回 自己効力感
第12回 成人教育(アンドゴラジー)
第13回 ソーシャル・サポート
第14回 サバイバーシップ
第15回 がん看護における理論・概念の実践および研究への適用 (田村、井沢)
がん看護における理論・概念の実践および研究への適用についてのまとめ、看護介入モデルの開発について討議する。
Evaluation Methods and Policy 講義参加態度50%、プレゼンテーション力50%により総合的に評価する。
Course Requirements 共通科目A、がん看護学特論Ⅱとの連動により理解を深める。がん看護学演習Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの前提科目となる。
Study outside of Class (preparation and review) ・学生は各講師の提示する課題を事前に確認し、さらに各単元の主題について、既習の知識の活用、文献検索等の自己学習をした上で、主体的かつ能動的に講義に参加する。
・講義は理論学習と臨床での実践事例を用いて討議形式で行う。
・授業時間と同等以上の時間をかけて自己学習、復習をすること。
Textbooks Textbooks/References 事例を通してやさしく学ぶ中範囲理論入門 第2版, 佐藤栄子編, (日総研、2009), ISBN:4776014149
看護実践に活かす中範囲理論, 野川道子編, (メジカルフレンド社、2010), ISBN:4839216126
看護理論家の業績と理論評価, 筒井真優美編, (医学書院、2015), ISBN:978-4-260-02085-5
References, etc. 看護理論における理論構築の方法、, ・Walker,L O、&Avant、KC著、中木高夫、川﨑修一訳, (医学書院、2013)
各講師の指定する資料および文献
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